サラリーマンの懐事情は?男性の平均年収の実情
2015.9.10

気になってはいるけどなかなか周りに聞くこともできないのが年収について。
サラリーマンの平均年収がどれくらいのものなのか、みなさんは知っていますか?
今回はサラリーマンの男性の平均年収の実情をまとめました。
目次
サラリーマンの平均年収は男性と女性で大きな差がある
国税庁が調査した2015年の年齢別年収データによると、サラリーマンの平均年収は全体が414万円。男女別に見ると、男性が511万円に対し、女性が272万円と大きな差が開いています。
女性の平均年収は一番所得の多い35〜39歳で見ても、297万円でした。
女性の平均年収が低い背景には、まだまだ社会の中での女性の地位の確立がしっかりと成されていない事もあり、なかなか思うように昇進ができていないことがあげられます。
これは、社会全体での今後の課題とも言えるでしょう。
一方、男性の平均年収を年齢別に見ると、19歳以下の平均年収142万円から年々順調に年収が上がり続け、ピークとなる50〜54歳時点では649万となっています。
これは、日本の社会に根強く残る年功序列システムの影響が大きいと言えます。
つまり、勤続年数が長ければ長いほど昇進もしやすく、年収が多くなるわけです。
そしてその後は、60代になって会社を定年退職する為平均年収はグッと下がり、70歳以上の男性の平均年収は374万に落ち着いています。
サラリーマンの平均年収の推移
続いて、サラリーマンの平均年収の推移について考えていきたいと思います。
年収ラボによる平成7年から平成25年までの19年間の平均年収の推移のグラフをみると、平成9年の467万円をピークに年々減少していき、前年度から24万円の減少という下げ幅を記録した平成21年で減少はストップし、そこからは小幅の増減を繰り返しながら徐々に回復してきています。
平成21年に大幅に下げ幅を記録した背景には世界的な金融があげられるでしょう。
その後も欧州の財政危機や東日本大震災の影響もあり、なかなか思うように景気回復はしていかないものの、民主党から自民党への政権交代後に行われたアベノミクス効果で、日本経済が回復へと転じてきているものと考えられます。
しかし、アベノミクスの恩恵を受けているのは一部の人達だけと言われているように、経済が回復してきている実感を得ている人も少なく、まだまだ先行きは不透明のままなので、サラリーマンがここから大幅に年収がアップすることを期待するのは難しそうです。
平均年収の平均値と中央値
ここでひとつ、平均年収を語る上で知っておかなきゃならないのが平均値と中央値。
年収は平均値で語られることが多いですが、そのせいで実際の生活水準からはかけ離れてしまっていると言われています。
根平均を出すための年収には少数しかいない億万長者のような富裕層の年収が含まれている為、一部の富裕層が占める年収の割合が大きくなってしまっているのです。
その為、全体の総数が吊り上げられ、サラリーマンの実際の生活水準と乖離してしまっています。
そこで役立つのが中央値です。
中央値は、年収の少ない人から順番に並べた時にちょうど中央に位置する人の年収を値とする為、富裕層の年収に影響を受ける事がありません。
その為、より実際の生活水準に近い値を算出することができます。
わかりにくいので簡単に言うと、年収の合計を割って算出したものが平均値、人数の合計を割って算出したものが中央値です。
それを踏まえて考えると、平均年収の平均値と中央地では50万円ほどの差がるのが実情です。
役職別にみるサラリーマンの平均年収
役職別の平均年収では、部長クラスに就く人の平均年収が1036万円、課長クラスだと818万円、係長クラスで650万円となっていて、いずれも一般社員の平均年収480万円と比較して、役職に就くことで大幅に平均年収が上がっていることがわかります。
役職に就いている人の平均年齢は、部長クラスが52.4歳、課長クラス47.8歳、課長クラス44.1歳で、年齢別の平均年収と比較してみても、役職に就いている人達は平均年収以上の年収をもらっているようです。
このように、多くの会社が役職に就く人材に対して重要視し、役職が上がれば上がるほど平均収入も大幅に上がっていきます。
しかし、誰もが役職に就けるわけではありません。
役職が上がれば上がるほど、人は少なくなっていき、1000万円以上の収入がもらえる部長クラスともなれば、各部署に1人しかいないわけですから、そこまでたどり着くには並々ならぬ努力が必要です。
また、昨今では役職に就いていても大きな収入アップが期待できないケースも出てきているようです。
昇給が期待できずに副業を始める男性もいる
不況のあおりもあり、リストラや統廃合をする会社も増えてきている昨今では、昔の様に定年退職まで安心というわけには行かないのが現状です。
その為、会社を倒産させない為に社員への給与を抑える会社も出てきていて、年齢が上がれば年収があがるとは言いづらくなってきています。
共働きが当たり前となった昨今ですが、、物価上昇や消費税増税など、生活が苦しいと嘆く人たちも後を絶ちません。
打開策の一つとして、副業を容認する会社が増えてきました。今ではサラリーマンの全体の3割程度は副業をしているようです。
出世や昇進をしていくら昇給をしたからといって、いきなり何十万円も給料がアップすることは考えられません。
ましてや、これから先も年々給料が上がっていくとは言い切れないわけですから、リスクを分散して少しでも年収をアップさせようと、副業を始めるサラリーマンが増えています。
今まで培ってきた経験とスキルを生かし、空いた時間を利用して収入を増やして、生活水準をアップさせましょう。
Twitterでの関連したつぶやき
https://twitter.com/w1w2w3w4w2/status/725824174044811264
夜の地下鉄は最高にファンキー。隣で寝ているサラリーマンは手から落ちかけているスマホで2048をクリアさせているし、もう一方の隣の女性はスマホで男性の平均年収を検索している。
— Lv.8 四ツ谷 (@t_hsn0) April 15, 2016
https://twitter.com/momiji_77/status/716548916074782721
1.専門卒(高卒)の生涯年収は男性2億、女性1億3,000万です。
ただし、転職しなかった場合、4,000万前後増える。
平均年収は300万~400万の業種なので手取りで25万~30前後(max)です。
デザイナーもお給料を貰う人はサラリーマンですので色々調べましょう。— カリスマ (@kou_yagi) February 27, 2016
平均サラリーマン年収の
男性独身が生涯自分に使える額と
同じく平均年収の
家族子ども2人の
家族4人暮らしの場合の
妻子持ちの生涯自分に使える
平均金額
いくらなんだろうか— 聖也さん 圧倒的福岡信者31日ワールドカオス (@SeiyaIDOLRacing) February 25, 2016
男性サラリーマンの平均年収が激減しているのが主因。
この25年で600万から400万に下がった。
待機児童や女性が働きながら子育てできる環境が主因ではない。
的外れな政策ではなく的確な政策が必要。
男性の非正規も多すぎ。
男性は非正規や家事手伝いでは結婚できない。#超少子化— 湯本直樹 (@naoki750618) February 20, 2016
定年までに、男性なら5000万 女性なら4000万ってのが、目標貯金額の平均って聞いたんだけど、サラリーマンの平均年収420万で貯まるわけないじゃんね。
— 松阪牛 (@gyu_matusaka) November 10, 2015
しかし、まあサラリーマンの平均年収を見ていると20代女性だ同年代で年収600-700万の人と結婚したいってのはなかなか難しいよなぁ…。少なくとも20代の男性と結婚するってのは無理だ。300万すらないだろう()
— 向日葵ビルシュ 👺LAN直結👺 (@birusyu) October 28, 2015
アラフォー男性の平均年収が500万円として、それに到達するには借金完済した上4戸新規購入、となると2000万円以上必要か、、、改めて計算すると非現実的だなあ。。。((+_+))
でも自分自身の最高年収、24才サラリーマン2年目はいずれ超えたいなあ、たとえ何年かかってでも。 →— しん@海外低支出高コスパ生活の前に世界を浮浪中。。。 (@SinUdonge) October 15, 2015
理想の年収1000万かぁ…
日本男性(サラリーマン)の平均年収の2.5倍以上だもんなぁ…— 天音乙猫 (@fujineko2) October 11, 2015
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