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両親の不仲によるトラウマ、どうやって乗り越えればいい?

2015.11.12

幼い子供にとって、両親が不仲であることは大変な不幸です。

何故なら、このことがトラウマとなり、大人になってから”生きづらさ”を感じるAC(アダルトチルドレン)となる可能性もあるからです。

このようなトラウマは、解消することが出来るのでしょうか?

両親の不仲は、想像以上に子供の心に悪影響を与える

人によって”幸せな家庭”の定義は異なるものですが、本来、家庭とは、人にとって一番心が落ち着く場所です。家族全員がお互いのことを思いやり、家族愛に包まれた、暖かな”帰る場所”のはずです。

しかし、その理想的な家庭を築けている人はどれほどいるでしょう?家庭はもともと全く別の環境で育った男女が築く場所。そのため、どんな家庭でも大なり小なり問題を抱えています。ですから喧嘩もあるでしょうし、問題が解決できず、かつ離婚という道も選ばず、仮面夫婦となる選択をする夫婦も、決して少なくありません。

ただ、それが夫婦二人だけの家庭であるならばまだ救いはあります。お互い大人なのですし、その気になれば自分で解決策を見つけ出すことが出来るからです。しかし、子供がいる家庭の場合は、子供にとって最悪の状況と言い切れます。両親の不仲は、自分たちが思う以上に子供に悪影響を及ぼしてしまうからです。

両親とは、子供にとって無償の愛を与えてくれる唯一無二の絶対的な存在です。そして家庭は、世界の中心・世界そのものです。その”世界”が喧嘩の絶えない歪んだ場だった時、子供は心に大きなトラウマを抱えてしまいます。

両親が不仲な家庭で育った人の抱えるトラウマとは

今までに一度は”AC(アダルトチルドレン)”という言葉を聞いたことがあると思います。が、正しい意味を認識している人はどれほどいるでしょう?

このACは「子供っぽい考えを捨てられない大人」という意味ではありません。「”機能不全家族”で育ったことが原因で、トラウマを解消できないまま大人になった人」を指す言葉です。
”機能不全家族”とは、「家庭として機能していない家族」、つまり家庭内における対立や心理的・肉体的な虐待、不法行為、ネグレクト(育児放棄)等が常に行われている家庭を示します。

子供にとって”全て”である両親が対立している家庭では、子供は常に絶望・不安を感じつつ成長していくことになります。また本来なら親の姿から学ぶはずの他人との付き合い方、自己の表現の仕方、愛情や思いやりの示し方が学べないのです。

「自分がいることで両親が喧嘩する」、「自分さえいい子になればいい」という強迫観念に苛まれ続けた子供は、結果、苦しみを抱えたまま大人になる――つまりACになってしまうのです。

”アダルトチルドレン”は治療できるのか?

ACは概念として存在するであり、実際、どれほどの数がACであるのか詳細な数を知ることは出来ません。個人差もありますし、複雑に絡みあった原因を見いだせずに、現れた精神疾患の症状(鬱・パニック障害・パーソナリティ障害等)に対して治療を行うのみになる場合も多いからです。

そして、ACを治療することはとても長期的なものになります。何故なら、ACになった原因が、その人の根本に染み付いてしまった親の姿であるからです。

幼い子供は親を見て育ちます。”子供は親の合わせ鏡”と言われるように、親がする行動が子供の人格の元になるのです。

両親がお互いを大切に慈しみ合っている姿を見れば、自分も将来そのように人を愛そうと思い、逆に罵り合う姿を見ていると、人を愛せない・愛するのが恐い・愛しているのに暴力を振るってしまう…等の状況に陥ることも、珍しいことではありません。

そうした親の姿をした呪縛から自分を解き放ち、本来の人格を取り戻していくことがACの治療になるのです。

簡単に退散してくれるほど、この染み付いてしまった”呪い”は弱いものではありません。ですから、長期的な治療が必要とされるのです。

両親の不仲によるトラウマ、どうやって克服すればいいのか

ACまでには至らなくても、幼いころに両親が不仲なことが原因によるトラウマに打ち勝つ方法はあるのでしょうか?

それにはまず、自分の本当の気持ちを知ることから始めましょう。
自分の気持ち――つまり”両親が不仲だったことで傷ついていること”です。

幸せな家庭で育てなかったことを悲しんでも、両親が不仲だったことを恨んでも、それはあなたの抱いた正しい感情です。自分自身がその気持ちをまず、正面から受け止めることが、何よりも大切なことです。

次に、両親が不仲だった時、幼い自分には何もできなかったことを責めるのは辞めましょう。
まだ何も分からない、両親だけが自分の全てだった自分に、一体何が出来たというのでしょう?

いがみ合う親が子供によく投げかける「あなたがいるから我慢している」という言葉に囚われている人は、本当に多いです。この言葉は鎖のように心を縛り付けているでしょう。ですが、その状況を選んだのは自分では決してないはずです。

両親は両親、あなたはあなたです。大人になったあなたは、自分の責任で動くことが出来るのです。

自分の意志を持つ・感情を出すことは正しいこと

心の奥底にあるトラウマを自覚した後は、感情を表に出す練習をしましょう。
人前で感情を出すのはとても恐いことだと思うでしょう。なので、最初は自分一人でいる時に、感情を吐き出してみましょう。紙に書きだしてみるのも効果的です。

何か映画やテレビを見たり、本を呼んだり、その感想・思ったことを書き出していくのです。その練習に慣れたら、親しい友人や恋人との会話で、自分の気持ちを伝えていくよう、少しずつ本当の自分を解き放っていきましょう。

時に、トラウマは自分が楽しむことや、恋愛をすることにブレーキを掛けるでしょう。特に不仲な両親を見てきた場合、恋愛やその先にある結婚に対して否定的な考えを持ちがちです。

「幸せな家庭を自分が築けるはずはない」と思うでしょうが、そんな時は是非、「自分は自分」と口に出してみてください。楽しんでも、恋愛をしてもいいのだと、自分を肯定してあげましょう。

これこそ、自分の正しい心の動きだと受け止めることが、トラウマ脱却の糸口になります。
自分は自分だ、と本当の意味で気付けた時、その時こそ、両親からのトラウマとの別れと言えます。

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