中々人に聞けない貯金額。皆いくら溜めている?40代の平均は?
2015.9.3

「貯金はいくらある?」中々、親しい友達にも聞けない質問。
試験前の勉強の進捗具合といっしょで、仮に「貯金ない」といっても、がっちり貯金しているかもしれません。
40代ともなると給料も上がっているし、貯金がないのは問題でしょうか?
40代の貯金はいくらある?
親しい人に聞けない場合は、グーグル先生に尋ねてみます。
おおよそですが、平均で700万円、一番多い金額帯で、225万円と言われています。
平均と一番多い金額帯との差にびっくりしますが、貯金額の高い少数の人が、平均額を上げているからです。なので、最も多い金額帯である、225万円ぐらいを溜めている人が多いという事です。
ただ、独身の男女の場合はこの金額がぐっとあがります。
男性は、平均1000万円越え、一番多い金額帯で600万円、女性は平均550万円程度だそうです。
男女差はそのまま収入差が反映していそうですね。
女性の管理職というのは極端に少ないように、女性の収入はある程度いくと頭打ちになっているみたいです。そのため平均額に大きな差が開いたように思われます。
女性はただでさえ、結婚や出産で会社から退く機会が多く、仮にそういったライフイベントがなくても、一定額以上収入が上がらないというのであれば、まだまだ男女雇用均等にはほど遠いのでしょう。
40代の貯金がゼロという人々
家庭をもっている男女でも、独身の女性でも、3割近くは貯金額がゼロというアンケート結果があるそうです。ただ同じ貯金額ゼロでも理由は大きく変わりそうです。
まず家庭のある方は、子供がいると教育費や生活費であっという間に収入が消えてしまい、なかなか貯蓄できないという事があります。
また住宅ローンを組んでいたり、保険をかけていたりしたら、なかなか貯蓄にお金を回せないというのが実情のようです。
給料が右肩上がりに金額があがっていたのは遠い昔の話。
今は少しでも給料が上がれば、それでラッキーという時代なので、支出が多く、収入が上がらなければ、銀行の残高はプラスにするのは難しいでしょう。
ただ逆に言えば、子供の教育費がなくなり、住宅ローンなどが完済すれば支出が極端に減るので、支出分をそのまま貯蓄に回すことが出来れば、まだまだ老後の貯蓄には間に合います。
まずは、給料が下がらない or 無くならないことを祈りつつ、少しづつ節約していけば、貯蓄は少しづつ増えていくでしょう。
40代の貯金のない女性は?
貯金がない理由は色々でしょう。
女性の収入は一定年齢以上は頭打ちとなる傾向が強いので、要は収入と支出のバランスです。
当たり前ですが、入ってくる金額よりも、出ていく金額が多ければ、貯金はゼロ、下手すればマイナスです。
一人暮らしの場合、どうしても最低限の生活費は必要です。
最低限というのは、住居費、光熱費、食費といったところです。今はこれに通信費が多く締めている気もしますが…
それに対して実家暮らしの人の場合は、この最低限の生活費はほぼ必要ありません。
家にいくらかのお金を入れている人も多いと思いますが、一人暮らしより生活費はかからないと思います。
住居状況がどちらかにしろ、貯金がないというのは、収入が少ないか支出が多いか、両者のバランスが合っていないのです。
だったら「年収の高い男性と結婚すればいいよね!」という考え方もありますが、実際女性が希望する高い収入の男性の割合はほんの一握りです。
また、家庭を持ったら持ったで必ず支出があります。
二人の月収がそのまま合計金額とはなりません。
結婚する結婚しないに関わらず、自分の貯金はあった方がいいでしょう。
40代はいくら貯金すればいいの?
これはこれで難問です。
多ければそれに越したことないのですが、何か目標がないと難しいと思います。
結局貯めることが目的ではなく、貯めたお金をどう使うのかというのが大切です。
例えば「家を買おう」というのであれば、頭金だけ貯めて、後は、住宅ローンにするか、それともある程度溜めて住宅ローンを最低限にするかで、貯金の金額が変わってきます。
老後の資金であれば、年齢に応じてどのくらい溜めればいいか、受給する年金額や生活費から計算してみましょう。
ただ、短期的な目的での貯金とは別にしたほうがいいです。
例えば「海外旅行に行こう!」的なものです。
自分のライフプランを考えた上での目的にするべきです。
人生は長く、また何が起こるか判りません。明日会社からリストラされるかもしれませんし、病気やけがをすることもあります。
収入が途絶えたり、入院費用が発生しても、しばらく生活できる金額が貯金しておきましょう。
どうすれば貯金できるのか?
収入が上がる見込みが少なければ、支出を抑えるしかありません。
よく言われるのは生活費を見直すことです。
これは書き出してリスト化しましょう。
簡単な家計簿をつけるのもいい方法です。
見直しやすいのは住居費と通信費です。
持家であれば住宅ローンについて検討しなおしたり、賃貸であれば、更新時の値下げ交渉や、他にも安い物件がないか調べてみましょう。
通信費はいわゆる携帯もしくは、インターネットに関する料金です。
スマホを格安スマホに変えたり、携帯会社とセットのインターネット回線や、プロバイダーを利用したりとすると場合によっては数千円の効果があります。
一人暮らしの人の場合、食生活を変えるとかなり効果があります。
外食を家での食事に切り替えるだけで、ずいぶん節約になります。
全てを自炊にしなくてもいいのです。
例えば朝をコンビニで買っていたのを辞めて、ご飯を炊くなり、食パンを焼くなりして簡単な朝ごはんを作るとかでもいいのです。
自炊が難しいのであれば、外飲みを家飲みに変えるだけでも効果が見込めます。
まずはできることから始めてみましょう。
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