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夜中にトイレで3回以上目が覚める これは重病のサイン?

      2016/06/07

夜中にトイレで3回以上目が覚める これは重病のサイン?

以前は夜中にトイレに行きたくなって起きることなんてなかったのに、

何だか最近は回数が多くなっている――という症状に悩んではいませんか?

もし一晩に3回以上、尿意を催して目が覚めるのであれば、

それは重大な病気のサインかもしれません。

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夜中に3回以上トイレに起きる… もしかして”頻尿”?

あなたは1日に、何度トイレに行くでしょうか?

成人の平均的な排尿回数は、昼は5回〜8回、夜は1回ほど、と言われています。

この回数が合計10回を越えると”頻尿”だと判断されるのだとか。

勿論個人差もありますから、この回数を超えたからすぐに病気だ!と考えるのは早計です。

利尿効果の強い飲み物(お茶やアルコールなど)の摂取や、そもそも水分を多く取った時に、トイレが近くなるのは体の正しい動きと言えるからです。

ただ、本人がトイレの多さに困っていたり、夜中――眠っている間に尿意を感じ、トイレに行くために3回以上起きるようになると、”頻尿”、夜間の場合は”夜間頻尿”と判断されるようです。

特に夜間頻尿となると、その分起きだすことになるのですから、睡眠が阻害されてしまい、日中の活動にも支障が出てしまうばかりか、一緒に寝ている家族の睡眠も妨害してしまうことに繋がります。

こうした症状は、加齢や老化といった体の衰えから来るもの、と考えがちですが、決して老化現象だけが原因ではありません。

時にすぐに対処が必要な病が隠れていることもあるため、注意しなければなりません。

頻尿に隠された、男性特有の病気とは?

では、頻尿に隠された、男性のみがかかる病気とは何か、といいますと、第一に挙げられるのが”前立腺肥大”です。

前立腺は男性にのみ存在する器官です。

これは男性の膀胱のすぐ下、隣接する部分にあります。

膀胱に溜まった尿は、尿道という管を通って排泄するのですが、前立腺はこの尿道の周囲を取り巻くように存在するのです。

病名にあるとおり、前立腺が何らかの原因で肥大してしまうと、すぐ上にある膀胱を刺激するために尿意を感じやすくなる他、尿道を圧迫し、尿の排出を困難にします。

他にも残尿感がある、尿の勢いが弱くなったなどの症状が出ているようであれば、まずこの病気を疑い、専門医へ受診しましょう。

注意したいのは、前立腺肥大は、比較的高齢の男性がかかりやすい病気とは言うものの、若い世代の男性も罹りうる、ということ。

早い男性だと、30代頃から前立腺が肥大し始めることもあるので、「まだ年齢的に大丈夫だろう」と油断はしてはいけません。

そして、脅かすわけではありませんが、前立腺肥大は時として前立腺がんを併発している時があるのです。

女性特有の頻尿を引き起こす病気

女性特有の、頻尿を引き起こす病気は何があるのでしょか?

まず”腹圧性尿失禁”の疑いがあります。

この病気は、膀胱や尿道の締りが悪くなることで起きるもので、頻尿の他、腹部に力がかかった時(くしゃみ・笑った時など)に失禁してしまう症状が出ます。

何故女性に起こりやすいかというと、妊娠・出産・骨盤臓器脱といったことが原因で、膀胱を支える骨盤底筋が弱ってしまうからです。

腹圧性尿失禁は、筋肉の弱る高齢の女性に多い他、出産後の女性も罹りやすいです。

出産時、子供を産む過程で骨盤底筋はダメージを受けるためです。

症状が軽い場合は、骨盤底筋を自分で鍛えることで改善することがほとんどです。

産後の女性に骨盤の引き締めが重要と言われるのは、この病気を防ぐためでもあるのです。

また、若い女性に増えている”子宮筋腫”も、頻尿の原因となります。

子宮は膀胱の前に存在する器官ですから、子宮にできた筋腫が大きくなると膀胱を圧迫するので、トイレが近くなります。

生理期間が長い、生理痛が酷くなった等の症状が出たら、産婦人科を受診しましょう。

性別や老化以外に頻尿になる原因とは何がある?

性別によってその原因が異なるものもありますが、続いては男女どちらにも起こりえる原因を見てみましょう。

過活動膀胱

本来、尿意は膀胱内に8割程度の尿が溜まった当たりから感じ始めるものです。

これは膀胱を形作っている排尿筋(膀胱平滑筋)が「そろそろ限界がくるぞ」とサインを送るから。

ですが、この排尿筋が過剰に収縮してしまい、少量しか尿が溜まっていないのに尿意を感じてトイレに行く回数が増えてしまう…。

これが過活動膀胱です。

膀胱炎

膀胱炎は膀胱内に細菌(特に大腸菌)が入り込んで増殖し、膀胱内部の粘膜に炎症が起こる病気です。

本来は人の体には一定の防御作用があるのですが、体の冷えやストレスやトイレの我慢などが、この力を弱めてしまいます。

結果、膀胱内に炎症が起き、頻尿に繋がるのです。

排尿時に痛みを感じたり、尿検査での異常値が出やすいため、病院での判断が付きやすい病気です。

他にも、自律神経失調症が原因で、排尿筋のバランスが崩れて頻尿になったり、心にかかるストレスが膀胱に悪影響を及ぼす神経性頻尿などが挙げられます。

”夜中に3回トイレに起きる”はあくまでも目安!

他にも、年齢・性別に関わらず、頻尿を引き起こす病気は存在します。

まず、尿を作る臓器である腎臓の働きに問題がある腎機能障害、尿そのものの量が増えてしまう糖尿病、眠っている時に気道が塞がり呼吸が出来なくなる睡眠時無呼吸症候群もその一つです。

また、関係ないように思えますが、脳出血・脳梗塞・事故による脊髄の損傷などでも、同じように頻尿の症状が現れることも分かっています。

このように、単にトイレに行く回数が増えるだけ、という問題ではないのです。

熱や痛みと同じように、排尿も自分の体を異常を知らせるバロメーターだと覚えておきましょう。

もし、トイレの回数や尿の量に異常を感じたら、どうすればいいでしょうか?
勿論、すぐに専門医――泌尿器科を受診することが一番早く、確実な方法です。

泌尿器科にかかることは恥ずかしい、と思うこともあるでしょうが、どんな病気でも同じように、早期に治療を受けることこそ健康を維持するポイントです。

「何だかいつもと感覚が違うな」と感じたら、”夜中に3回起きる”という目安よりも、この”気付き”を優先しましょう。

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