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大卒と高卒と中卒、生涯賃金や離職率について

      2016/06/07

大卒と高卒と中卒、生涯賃金や離職率について

学歴社会と言われて久しいですが、大卒、高卒、中卒と最終学歴によって、初任給、給料、昇進など企業でも待遇が変わるのは事実です。

ここでは、最終学歴事に変わる、生涯賃金やその離職率などについて解説いたします。

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大卒、高卒、中卒の生涯賃金の相違について

60歳で退職するまで、大卒ならば38年間、高卒ならば42年間、中卒なら45年間、正社員で一つの企業に働いたとします。

退職金は含まないとして、生涯いくら稼ぐことが出来ると思いますか?
まずは、男性から。

大卒では2億8000万円です。

高卒ならば、2億4000万円、中卒なら2億1000万円になります。

大卒と中卒では7年も多く働いても、中卒の方が7000万円低いということです。

次に女性です。

大卒では2億4000万円です。

高卒ならば、1億8000万円、中卒なら 1億4000万円になります。

興味深いのは、学歴差より、男女差の方が生涯賃金の差が激しいことです。

男子の高卒と、女子の大卒は同じです。

中卒の男子より、高卒の女子の方が、3000万円も生涯賃金が低いのです。

一番生涯賃金の高い男子の大卒と、一番生涯賃金の低い女子の中卒ですと、その金額差はほぼ倍になります。

さて学歴と性差、本当に格差があるのは性差のようです。

男女雇用機会均等法が制定されてかなり経つのに、まだ均等にはほぼ遠いようです。

大卒、高卒、中卒の生涯賃金と離職率の相違について

最終学歴である学校を卒業し、就職して3年間の離職率についてのデータがあります。

一番多いのは中卒です。

全体の約85%の人が、卒業して初めて務めた会社を3年以内でやめています。

85%のうちの半分以上が1年以内にその会社を辞めています。

次が高卒です。

全体の約56%の人が、卒業して初めて務めた会社を3年以内でやめています。

やっぱり半分以上が1年以内に会社を辞めています。

大卒は約36%です。

ただ、1年以内に辞めるのは半分以下、2年目、3年目も一定の割合で離職者がでています。

ただこの資料は正社員に限ったものではないので、非正規雇用の人間も含まれています。

非正規雇用は中卒、高卒に多い傾向があります。

つまり中卒、高卒の場合、自主的に離職する人ももちろんいますが、企業より解雇されてしまう人数も少なくないようです。

この雇用形態も、学歴が高いほど正社員率が高く、学歴が低いほど非正規社員率が高くなる傾向があります。

学歴は雇用形態にも影響しているようです。

離職率の高さの影にあるもの

それはブラック企業です。

ブラック企業の特徴に、「若者を大量採用」するという事があります。

「未経験者でもOK」などと採用条件も低く、就職難にあえぐ若者には一見救いの主にも見えます。

しかし、この大量採用というのは、早期退職者が続出することを見越したためなのです。

簡単に言えば「使い捨て」です。

ブラック企業とすれば、「残ればラッキー」くらいの考えなので、労働条件は過酷、福利厚生など夢のまた夢、労働基準法も絵に描いた餅でしかありません。

ブラック企業の特徴のもう一つとして、給料が結構いい事があります。

しかし、これも罠の一つです。

残業代込みだったりして、その後どんなに残業や休日出勤をしても、一切手当がない、いわゆるサービス残業になる事もありえます。

また、初任給は高いものの、その後の一切ベースアップがなく、何年勤めても同じ給料という事もあるのです。

条件のいい雇用条件で、採用基準が低く「急募」という記載がある会社は注意が必要です。

中卒でも高卒でも大卒でも同じ事とは?

それは「フリーター」や「ニート」になることです。

親としては、子供が最終学歴の学校を卒業して就職したとなると、「子育てが終わった」と一息つける時代ではもうなくなってしまったのです。

就職しない、できない子供の存在があるからです。

今は大卒でも、その16%が、「フリーター」や「ニート」に該当するそうです。

ちなみに「フリーター」は厳密に言うとアルバイトやパート、派遣社員は含み身上に問題はないのに、進学も求職もしていない人を指します。

さて、こういった空白期間がある人は、いざ就職しようにも、「何もしていない期間」があるため就職が厳しくなります。

パートやアルバイトでは、精々年収200万円がいい所です。

そうすると生涯賃金は40年間働いたとしても、8000万円にしかなりません。

中卒女子の生涯賃金の57%程度にしかなりません。

こういった雇用形態では学歴にあまり意味がありません。

高学歴であれば、あるほど逆に変なプライドが邪魔してしまう事も。

大卒でも高卒でも中卒でも大切な事は同じ

それは「働こうとする意思」です。

就職に大切なものはそれです。

もちろん学歴や機会など、人によって条件は違いますが、最終的に仕事をし続けるには「働こうとする意思」が大切です。

今も昔も「自分でやりたい事が判らない」というのが若者の悩みです。

本当にやりたい事が見つかって、それが職業に出来れば、それはとても幸せなことです。

しかし、今働いている人はすべて目的があって仕事をしているかと言うと、そういう訳でもないのです。

もちろんお金のためという事もできますが、それだけでは続けるのはなかなか難しいです。

「やりたい事」が見つからなくても「得意なこと」というのは仕事をしていると、結構見つかります。

「ああ、自分がこれに向いているなあ」と感じることがあるはずです。

「やりたい事」と「得意な事」が一致していれば、またこれも幸せなことですが、残念ながら一致しない事の方が多いようです。

そしてこの得意な事はあまり学歴が関係ありません。

是非自分の得意な事を見つけてみてください。

「得意な事」が見つかれば、働こうという意思は持つことが出来ます。

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