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奨学金の申請理由に”アルバイトが出来ない”って使える?

2015.8.23

進学のためのお金が用意できない学生のための制度、”奨学金制度”。

実際にこの制度を利用したいと考える学生さんもいるでしょうが、その際の申請はどのような基準になっているのでしょうか?

また申請理由に、”アルバイトが出来ない”は認められるのでしょか?

そもそも、奨学金とは一体何なのか

奨学金と聞くと、大抵の人は漠然と「お金がなくても学校に通えるように援助してもらう制度」というイメージを持っているのではないでしょうか。

実際、奨学金の理念はどんなものでしょうか?

日本学生支援機構(JASSO)によりますと、「学生が自立して学ぶことを支援するために、学生本人に貸与し、卒業後学生本人が返還していくもの」であるとされています。

大抵の人のもつイメージと変わりない、と感じるかもしれませんが、ここで見逃してはいけないのが、”貸与”という言葉。つまり”借金”と同じ位置づけのお金であることが分かります。
(ただし、奨学金制度を設けている母体によっては、貸与ではなく”給付”、つまり返還する義務のない奨学金制度を設けている場合もあります。)

また、奨学金には以下のような種類があります。

・高校生
・大学生
・専門学校生
・音楽、美術系/医学、薬学といった専門大学進学用
・外国人や留学生専用

奨学金は、あくまで学生の学びたいという意志をサポートするもの。その大前提は忘れずにいましょう。

奨学金は誰でも、どんな理由でも受けられるものなの?

学びたいという意志があれば、誰でも奨学金を利用できるのでしょうか?

勿論、そんなわけはありません。

大学進学を例にすると、入学金や授業料等の多額の納付金が必要です。

初年度の納付金のめやすとして、国公立の大学で100万程度、私立大では学部によりばらつきはありますが、一番高額な学部でも500万円程が必要になってきます。

まして、奨学金はあくまで学生本人に対するもの。

こんな高額なお金を、お金を稼ぐ立場ではない学生に貸してくれるほど、甘いものではありません。

では、その基準は何なのかといえば、先に挙げた日本学生支援機構を取り上げて見てみましょう。

こちらの機関への奨学金は、利息のない奨学金「第一種」と、卒業後から利息の発生する「第二種」の2種類があります。それぞれ

第一種:世帯収入が890万円を下回り、高校での成績が平均3.5位上
第二種:世帯収入が1142万円以下、高校での成績は平均水準以上

が、奨学金の合格の目安とされています。

また特に高校在学中であれば、高校を通して奨学金の申請をする必要があります。

この時、学校は推薦枠を使用して申し込みを行うことになるので、普段の生活態度等も重要な要素と言えます。

”アルバイトが出来ない”ことを申請理由にできる?

奨学金を申請する時、家庭の世帯収入を証明する書類と共に、申請理由を説明する必要があります。

ここで、「何故、家庭で学費を賄うことができないのか」を説明することになるのですが、学生本人がアルバイトが出来ないことを理由にすることは出来るのでしょうか?

結論から言ってしまえば、可能です。

学生の本分、それに奨学金はもともと学費の援助のためのもの。そして何より、大学は勉強をするために通う場所。

勉強をしたいから大学に行くのに、学費を賄うためにアルバイトに精を出し過ぎて、勉強がおろそかになってしまった!という状況は有りがちではありますが、本末転倒ですね。

ですから、「○○を学ぶために進学したいが、家計だけでは学費が賄えない。

自分もアルバイトをして足しにしたいが、学費は高額。勉強を第一に考えているので、どうしても足りない」ということを説明すればいいわけです。

また実家から離れた大学に進学をする時は、仕送りの問題も出てきます。「家計が厳しいので仕送り額も少なく、日々の生活費はアルバイトで賄うが、学費まで手が回らない」という内容も、申請理由の一つに出来ると言えます。

奨学金を貰ったら、アルバイトはしてはいけない?

晴れて奨学金を受け取れるようになったとして、アルバイトをしてはいけないのか悩むかもしれません。

これは、その奨学金制度を行っている機関によって異なります。

ここで例として取り上げている日本学生支援機構では、アルバイトを禁止していません。

ただし、学校が独自に行っている奨学金制度や、企業からの奨学金では個別に規定が存在するため、それぞれ確認が必要になります。

禁止されていても、申告しなければ大丈夫だろう、と軽く考えることだけは辞めましょう。

大抵のアルバイト先(法律を順守する職場、という意味)では、アルバイトを含む従業員に対して公的な書類――つまり、源泉徴収票などを発行しますね。

つまり、働いていることは絶対の秘密に出来ない、ということを意味します。

バレなければ問題ない、と思うかも知れませんが、あなたが働いているか否か調べようとすれば、簡単に調べられるということ。

もし、奨学金の規約を破ったなら…。起こることは想像できますね?それまでの奨学金の一括返済や、損害賠償などが発生することだってあるわけです。

ですから、特に定められていない場合を除き、受ける奨学金の規定は順守することが重要です。

奨学金の理念、進学する意味をしっかり認識しよう

昨今、奨学金を踏み倒す人が多くいることがニュースになるなど、奨学金についての考え方が揺らいでいるように思います。

また、奨学金の理念が忘れられ、残念なことに「学生なら簡単に借りられる奨学金を借りてしまえ」「自分が借りている金だから、何に使おうが自由だ」と推奨する人すらいる状況です。

もしそう思っている学生さんがいるならば、もう一度考えなおしてください。

現在の奨学金に絡む問題は、この制度の今後を揺るがしかねない大きなものです。

将来、本当に学びたいと心から思う学生が、奨学金制度の見直しによって学ぶ機会を失う恐れを持っています。それは絶対に避けなければならないことです。

奨学金の利用を考える年齢の学生さんにとっては、勉強よりも遊びのほうが魅力的なのは当然のこと。

勉強漬けだけが、学生の本分ではないですし、学校外で得られる経験だって大切なものです。

しかし、奨学金は、言わば”未来の自分を担保に借りる借金”です。そして、そのお金を貸してくれているのはあなたの将来を見込んだ先人たちだということは忘れてはいけません。

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