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意外と知らない!コンビニの商品陳列に隠された計算

      2016/06/07

意外と知らない!コンビニの商品陳列に隠された計算

スーパーのように物量作戦の取れないコンビニは限られたスペースで、商品を販売しなくてはいけません。

つまり、商品をいかに陳列するかによって、売り上げが違うのです。

考えつくされたコンビニの商品陳列について解説します。

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コンビニにとって商品陳列は生命線

どの会社のコンビニへ行っても、商品陳列は似ていますよね。レジの対面の壁には飲み物コーナー、入り口の正面の壁にはお弁当。これは、商品陳列の最適化の結果という事はご存知ですか?

コンビニのお客さんの大半は飲み物を買うためにコンビニへ行きます。つまり、店の売れ筋のは飲みもの類です。利便性を考えるのであれば、入り口傍にあった方がいいですよね。しかし実際はどこのコンビニも店の奥の方に配置されています。

これは飲み物を買うだけで帰ってほしくないからです。レジに行くまでの間に他の商品に興味をもってもらいたいのです。

人というのはお店に滞在時間が長ければ長いほど商品を購入するという統計結果があるそうです。つまり、コンビニに訪れる客は出来るだけ長く店にいて欲しいというのがコンビニ会社の気持ちです。

だからどこのコンビニも売れ筋の飲み物は、商品の場所が判りやすくかつ入り口から一番遠い所に位置させているわけです。

どの商品陳列も計算された結果なのです。

お弁当の商品陳列に隠されたロジックとは?

コンビニの主力商品のもうひとつはお弁当です。お弁当を買おうとする人はまず、コンビニに入ったらお弁当を探しに行くでしょう。そして、お弁当を決めたら、一緒に飲む飲み物を探しに行きます。両方とも壁面に位置しています。その間になにがあると思いますか?

そうですね。惣菜やデザートなどです。

「今日のお弁当は肉中心だからサラダを買うかな」?とか、「ちょっとあっさりめのお弁当だから、肉々しい惣菜が食べたい」とか考えてしまいませんか?また、「お弁当をカロリー控えめにしたから、ちょっと甘いもの食べてもいいよね。」と自分に言い訳していませんか?たとえマックでかわいい店員から「サイドメニューは如何ですか?」と言われて断れる意思の強い人でも、自ら目をつけた商品を買わないでいるのは至難の業。

そうです。あなたはコンビニ会社のロジックにまんまと引っかかっているわけなのです。

壁面は特にコンビニ会社が「衝動買い」しやすい商品を選んで陳列しているのです。

コンビニは夜のオアシス

残業の帰り、街頭のみの人気のない道を歩いていて、明るく光るコンビニを見てほっとした経験はありませんか?

そして用もないのにコンビニに入ってしまい、大して必要もない商品を買ってしまったり、どう考えてもこの時間に食べたら脂肪にしかならない新作デザートを衝動買いしてしまった経験はありませんか?

人間は明るいものを見ると安心します。コンビニ会社はその心理をよく知っているのです。だから照明にはとても気を使っています。床のピカピカに磨くのもそのためです。もちろんキレイなお店の方が好まれるのは事実ですが、それだけではありません。床をピカピカにする事によって天井の照明を反射させて、店内を明るくしているのです。

一説によると昼よりも夜の照明の方を明るくしているといいます。

また雑誌コーナーが窓際にあるのも、きちんと理由があります。雑誌コーナーはどうしても、人が長く滞在する傾向がありますが、中に人がいることが判れば、後から入る人が入りやすくなるからです。

コンビニの商品陳列の「ゴールデンライン」とは?

壁面を除くコンビニの陳列棚の高さはさほど高くありません。大人であれば、頭が見える程度の高さでしょう。さてそうすると商品陳列棚を見る時は、正面ではなくやや下になります。ここがゴールデンラインです。日本人で言えば、おおよそ130㎝程度の高さの部分になります。人は棚を見る時一番見やすいこの位置の商品を注目します。コンビニ会社はその高さに置く商品を二つのカテゴリに分けています。

一つ目は「定番の売れ筋商品」です。これは利便性も高いので理解できますね。すぐわかる所に置けば、みな買って行ってくれます。そしてもうひとつは「コンビニ会社が売りたい商品」です。

コンビニは基本商品単価の安いものが多く置いてあります。だから数が売れなければ当然売り上げもあがりません。しかし、中には少し商品単価の高い商品も扱っていますので、そういったものをそっと紛れ込ませておくのです。

例えば栄養ドリンク。安いものは100円前後でありますが、このゴールデンラインには「ユンケル」や「ゼナ」などちょっと他と比べて単価の高いものを置いてあります。

コンビニの商品陳列は計算された結果のロジック

コンビニはスーパーと違い、スペースに限りがあります。品数勝負や価格競争ではかないません。そこからコンビニは独自路線を歩んできました。その歩みの歴史はスーパーとの差別化です。

最近は24時間開いているスーパーもあるくらいです。あのドン・キホーテだって深夜営業しています。だからもう24時間開いているだけではコンビニは差別化できないのです。

限られたスペースに置かれた商品は、特にはカテゴリも不明で、これが何故ここに?と疑問に思う人もいますよね。例えばレジ前の和菓子。これもきちんと理由があります。

特に売れ筋商品でない和菓子がレジ前に置かれるのは、コンビニを利用する高齢層へのアピールなのです。コンビニに来店するのは高齢層が徐々に増えています。スーパーより店舗数が多いのもコンビニの強みです。近くで買い物を済ませる事ができるので高齢層の人にとっても利便性が高いのですが、欲しい商品が見つかる所になければ簡単に諦めてしまいます。だから探しやすい所に置いてあるのです。

このようにコンビニの商品陳列には、今までの商品の販売実績や研究で培われた成果が惜しげもなく使われているのです。

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