源泉徴収票の提出はいつまでに済ませれば良いの?
2016/06/07

慌しい年末には年末調整というやっかいな用事があります。
年末調整するためには源泉徴収票が必要となり、それを会社に提出する必要があります。
では、いつまでに源泉徴収票を提出すれば良いのでしょうか?
今回は、そんな源泉徴収票の提出期限について説明しましょう。
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目次
源泉徴収票を提出するのは所得税額を計算するため
源泉徴収票は給与を支払う会社が、その給与を受取る従業員に対して発行する書類の一つです。そこには支払った給与等や徴収した所得税の額が記載されています。会社はこの書類を従業員と税務署に提出しなければいけません。
この事から分かるように、同じ会社にずっと勤めていれば源泉徴収票を会社に提出する必要はありません。なぜなら、その源泉徴収票は会社が管理しているからです。では、どういう時に源泉徴収票を提出する必要がでてくるのでしょうか?
一番多いのは転職した場合です。所得税というのは、その年に得られた総所得から各種の控除を差し引いた額に税率を掛けて算出します。したがって、会社が転職してきた従業員の税額を算出するには、転職するまでに得られた給与所得や払った税額等が必要になってきます。それを知るために前の会社の源泉徴収票が必要になるのです。源泉徴収票が提出できないと会社は困ることになるので、早めに提出しましょう。
会社は提出された源泉徴収票で年末調整を行う
先に説明したように、会社は従業員から提出された源泉徴収票をもとにその従業員の最終的な税額を計算します。具体的には、その年の1月1日から12月31日までの間に従業員が得た所得をすべて合計します。転職する前の所得は、提出された源泉徴収票に記載されているので分かります。そして、その総所得から各種の控除を差し引いた値が課税所得になります。転職する前に控除された額も、同じく提出された源泉徴収票に記載されているので分かります。その課税所得に税率を掛けて所得税額を確定します。
この事を年末調整といます。ニュース等で耳にされた人も多いでしょう。このように会社員は会社が年末調整して所得税を税務署に納めてくれます。そのため、税のことに関心がない人も少なくありません。
しかし、自営業者はすべて自分で行わなければいけません。年度末になると確定申告のニュースで女優などが税務署に並んでいる風景が映し出されます。このように自営業者は、税務署に確定申告をしてその年の所得税額を確定させます。
いつまでに年末調整の書類を提出すれば良いの?
先に説明したように、年末調整というのは、その年の1月1日から12月31日までの所得から所得税額を算出するものです。したがって、必要書類は12月分の給与計算をするときまでに必要です。会社はそれらの書類がないと困ることになります。
もし、何らかの理由で必要書類が間に合わない場合は、その旨を会社に伝えておきましょう。その場合、翌年に確定申告をすることになります。面倒がらずに行ってください。そうでないと損をする場合があります。
なお、所得税控除などは毎月の給与支払のときに行われています。給与明細を見れば分かると思います。しかし、中には年末調整でないと控除できないものがいくつかあります。
社会保険料控除、生命保険料控除、地震保険料控除、そして住宅取得控除です。住宅取得控除については、住宅ローン減税という言葉を耳にいた人も多いでしょう。なお、以前は火災保険料も控除されていましたが、先の税制改正で廃止になりました。
いつまでに源泉徴収票を提出すれば良いの?
源泉徴収票は、先に説明した年末調整に必要となる書類です。したがって、提出期限は他の書類と同じく、12月分の給与計算をするときまでです。
給与の支給日は会社によって異なってきます。したがって、一概に源泉徴収票は何日まで提出しなければいけません、とは言えません。ここで注意しなければいけない点があります。それは、給与の支給日が提出期限ではないということです。
給与支給日にはすでに給与の計算は済んでいます。源泉徴収票が必要となるのは、給与を計算するときです。したがって、提出期限は給与の支給日よりも前ということになります。このことを忘れていると期限に間に合わなくなってしまうので注意しましょう。心配な人は事前に会社に問い合わせをすると良いでしょう。
もし、なんらかの事情で源泉徴収票の提出期限を過ぎてしまったら、面倒くさがらずに確定申告をしましょう。そうすれば、払い過ぎた税金が還付金として戻ってくる場合もあります。
源泉徴収票の提出期限を過ぎたら確定申告を
先に説明したように、源泉徴収票の提出期限を過ぎたら近くの税務署で確定申告をしましょう。還付金が受けられることもあります。
必要となるのは次の通り。
・会社に提出できなかった源泉徴収票。
・控除対象となる各保険料の控除説明書。
・給与からの天引きではなく、自分で支払った年金や健康保険の領収書。なお、自分で支払ったことがなければ不要です。
・押印する判子。ネーム印ではダメです。
・筆記具。
・銀行通帳。還付金を振り込むために必要になります。
ちなみに、確定申告を簡単にいえば、自営業者など年末調整を済ませていない人、年末調整を済ませたけれど再度計算する必要がある人がやるものです。
まとめ
源泉徴収票は所得税額を確定するために必要な書類です。転職等で会社を替わった人は忘れずに期限内に新しい会社に提出しましょう。もし、間に合わない場合は確定申告をしましょう。還付金が受けられる場合がありますから。