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精神疾患を理由に仕事を辞めたい時、診断書は提出すべき?

      2016/06/07

精神疾患を理由に仕事を辞めたい時、診断書は提出すべき?

うつ病とはじめとした精神疾患を抱える人が増えています。

こうした病を抱え、仕事をすることはまさに苦行であり、ますます病状を悪化させてしまうケースは少なくありません。

ただ、仕事を辞めたいと思った時、すんなりと辞められるかどうか気がかりですね。

もし、このように精神疾患を理由に退職を考えた時、会社に診断書は提出すべきなのでしょうか?

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精神疾患を抱える人は増えている現代 仕事を辞めたいけど、どうすればいい?

現代の日本は、何らかの精神疾患を抱えながらも働いている人が、10人に1人――つまり1割は存在する、という調査結果をご存知ですか?

実際、”うつ病は心の風邪”と言われるように、誰しもがこうした病気にかかる可能性は持っていますし、何より年々うつ病をはじめとした精神疾患の患者数は増加しています。

それだけ現代社会は生きづらい環境であるとも、精神疾患が世間に認知されてきたとも言えます。

どちらにせよ、精神疾患は他の病気と同じで、早期に適切な治療を受ける必要があります。

こうしたうつ病をはじめとした精神疾患にかかったり、このままでは心が壊れてしまう!と、仕事を辞めたいと悩んでいる人は多くいることでしょう。

ただ、簡単に仕事を辞めることが出来るかと言うと、そんなわけはありません。

仕事や家庭に対する責任もありますし、辞めた後の生活を考えると、なかなか踏み出せないのではないでしょうか?

しかしこうした悩みが病状を悪化させる原因になり、ますます負のスパイラルに陥る結果に繋がります。

こんな状況に陥った時は、どうすればいいのでしょうか?

うつ病はれっきとした体の病気

そもそも、精神疾患の大半を締めるうつ病の症状は、どういったものでしょうか?

・朝起きることが出来ない
・体が疲れているのに眠れない
・常に倦怠感があり、やる気が起きない
・理由もないのにイライラしたり、気分が落ち込んで精神が不安定
・吐き気があり食欲がない

こういった症状が2週間以上続いていると、うつ病である可能性が高いと言えます。

心身にかかる様々なストレスが、自律神経を乱し、感情をコントロールする脳内の機関に影響を及ぼします。

こうして結果としてうつ病を発症するのです。

精神に影響があるために「心の風邪」と言われますが、他の体の病気と同じく、うつ病は体の異常から発症する病気なのです。

うつ病となった場合、まず乱れた自律神経を元に戻す必要があり、自律神経を乱した元であるストレス源から離れる・体をしっかりと休ませることが第一になります。

ここで「うつ病のストレス源が仕事なら、診断書が貰えればすぐ辞められるだろう」と考えがちですが、実際はそう簡単にはいきません。

うつ病で仕事を辞めたいのに、診断書を書いてもらえない!?

何故、仕事を辞めるための診断書を書いてもらえないのか。

その理由は、その患者がうつ病だと診断した場合、ほとんどの医師は退職を勧めないからです。

うつ病の患者は、その症状から冷静な判断が行えません。

ですから仕事を辞めるという重大な判断には「待った」をかけます。

そしてまず冷静な判断が出来るほどに回復するまで、休職することを良しとします。

また病院や医師にもよりますが、初診の患者に診断書を発行することは、何度かの問診を経る必要があるとされるうつ病の場合あまり行われません(明らかに重度の症状が出ている場合は別なようです)。

診断書というものは、医師としてその病気だと診断した、という公的な書類です。

そうした意味もあり、「治療のために仕事を辞める必要がある」、とは診断書に書いてもらえない・書かない医師が多いと思ったほうがいいでしょう。

ただ、診断書は休職や時短勤務、配置変換を願う際には、重要な材料となりますので、医師と相談した上で書いてもらうようにしましょう。

仕事を辞めるのに、診断書は必要ない?

もしそれでも、うつ病などを理由にどうしても仕事を辞めたい場合は、どうすればいいのでしょうか?

その場合は、基本的に診断書の提出は不要です。

退職のために退職届を書くとしても、そこに「病気の治療のため」と書く必要はないからです。

そもそも、退職とは労働者の権利であり、契約期間が決まっている場合や会社に多大な損害を与えたような場合を除き、退職日の2週間前までに退職届を出せば受理される規則となっています。(勿論、会社の就業規則に従わなければならない部分もあります)

理由についても「一身上の都合」で十分であり、詳しい説明を書く必要はありません。

また、診断書を提出し退職した場合、退職理由が「病気療養のため退職」と記載される可能性があることも、大きな要因です。

再就職をしようとした時、前職の退職理由が病気療養だと、例え病状が安定・完治の状態であってもなかなか上手く行かない状態になる恐れがあるからです。

社員の健康を留意しなければならない会社にとって、過去に病気を理由に辞めた人の採用を渋るのは、ある意味当然です。

嘘も方便…ではありませんが、診断書は出さずに退職したほうが後の自分のためになると言えます。

まずは心と体を休め、健康になることこそが回復への道

精神疾患は他の病気と同じで、早期に適切な治療を受けなければいけません。

うつ病を例に見てきましたが、最初は「やる気が出ない」、「憂鬱な気分から抜け出せない」という精神的な症状が出がちで、気のせいだ、気持ちの問題だ、と片付けることが少なくありません。

しかし、それを放置してしまうことは病状を悪化させ、最悪の結果に結びつくことは決して珍しいことではないのです。

そして仕事を辞めてしまえば病状が回復するか、と言われれば、それが正しいか間違いかは、人によって違います。

新しい職場に移っても、今度はその場に馴染むために神経をすり減らし、結果悪化してしまうケースも考えられるからです。

こうした病気になったら、まず、自分に与えられている権利を最大限に利用し、体と心を休めることが重要です。

そうして心と体が健康になってから、改めて今後を考えるようにしましょう。

最後に改めて、うつ病などの精神疾患は、かかった人の心が弱いわけではありません。

誰しもかかりうるれっきとした体の病気です。

自分の心と体が出す危険信号を見逃さないようにしましょう。

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