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要因と原因はここが違う! 具体例をあげて説明します

      2016/06/07

要因と原因はここが違う! 具体例をあげて説明します

「要因」と「原因」みなさんは正しく使い分ける事ができていますか?

多くの人は意識せずにこれらの言葉を使っているでしょう。

しかし、両者の意味は違います。

今回は、「要因」と「原因」の使い方を具体例をあげて説明しましょう。

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要因と原因の違い

まず、「要因」と「原因」の違いについて見ていくことにしましょう。

切り口として、個数、関係性の違い、時間の違いの3つがあります。

個数の違い

「原因」の場合は1個、「要因」の場合は複数個です。

たとえば、二日酔いの原因といえば、一般的には酒の飲み過ぎを指すでしょう。

一方、二日酔いの要因といえば、それ以外にも仕事のストレスなども考えられます。

関係性の違い

「原因」は、ある事象を起こしたものを指します。

「要因」は、ある事象に影響するものを指します。

たとえば、交通事故の原因としてスピードの出し過ぎなどがあります。

一方、交通事故の要因としては、それ以外にも見通しのよい一直線の道路だったことなどが考えられます。

時間の違い

「原因」は、今回発生させたものを指します。

「要因」は、今回だけでなく今後も発生させる可能性があるものを指します。

たとえば、大雨の原因として発達した低気圧などがあります。

一方、大雨の要因としては、それ以外に地球温暖化なども考えられるでしょう。

風邪をひいた要因の例

ここからは、具体的な例を使って説明することにしましょう。

分かりやすく、風邪をひいたときのことを考えてみましょう。

先に説明したように、要因というのは1つではなく複数あります。

また、風邪をひくという事象に影響するものです。

さらに、今後も風邪をひく可能性があるものを指します。

これらの条件を満たすものとして何が考えられるでしょうか?

まず考えられるのが、体を冷したこと。

これは多くの人が経験しているのではないでしょうか。

次に考えられるは、薄着をしていたこと。

薄着をしていたので体を冷してしまい風邪をひいてしまった、という因果関係が成り立ちます。

この他にも、体力が衰えていたということも考えられます。

また、体力が衰えているのに薄着をして体を冷してしまえば、今後も同じように風邪をひいてしまう可能性があります。

このように、ひと口に「風邪をひいた要因」といっても、それは複数個あり、それぞれが因果関係でつながるものもあり、複雑に入り組んでいるのです。

風邪をひいた原因の例

風邪をひいた要因のところで説明した、体を冷したこと、薄着をしたこと、体力が衰えていたことは、風邪をひいた原因となるのでしょうか。

先に説明したように、原因というのは1つです。

また、今回の風邪を発生させたものです。

例えば体を冷しても同じように風邪をひかなかったらそれは原因ではありません。

薄着や体力の衰えも同じです。

風邪をひくときがある一方でそうでないときがあってはいけないのです。

では、風邪をひいた原因として何がふさわしいのでしょうか。

風邪はほとんどの場合、ウイルスに感染するときに発症します。

逆にいえば、ウイルスに感染していないのに風邪をひく人はいません。

そうです、風邪をひくのはウイルスに感染したからです。

確かに、体を冷したり、薄着をしたり、体力が衰えているとウイルスに感染しやすくなります。

しかし、ウイルスに感染しなければ風邪はひかないのです。

つまり、風邪をひく原因はウイルス感染なのです。

売上が伸びない要因の例

ここからはビジネスの基本である売上を取り上げることにしましょう。

先に説明したように、要因というのは1つではなく複数あります。

また、売上が伸びないという事象に影響するものです。

さらに今後も売上が伸びない可能性があるものを指します。

これらの条件を満たすものとして何が考えられるでしょうか。

まず考えられるのが、その商品やサービス自体に魅力がないということ。

たとえ企業側が自信を持っていたとしても、消費者がその価値を認めないと買ってはくれません。

では、なぜ消費者が価値を認めないのか。

おそらく消費者ニーズをうまく汲み取れなかったからでしょう。

消費者ニーズをうまく汲み取れなかったから消費者が価値を認めなかった、という因果関係が成り立ちます。

この他にも、その商品やサービスの認知度が低かったことも考えられます。

たとえ商品やサービスがどんなに素晴らしかったとしても、それが消費者に伝わらなければ手に取ってもらうことはできません。

また、価格が高すぎたことも考えられます。

これらが改善できなければ、今後も売上増は期待できないでしょう。

売上が伸びない原因の例

原因を考えるときは、さまざまな要因のなかで最も大きく、かつ、直接的な理由を考えるといいでしょう。

では売上が伸びない原因とはなんでしょう。

もしも関連部門の責任者が集まって、売上低迷の原因を話し合うことになればもめることになるでしょう。

自分のところことは棚上げしておいて、他部門を批判することにもなるでしょう。

しかし、売上が伸びなかった原因を一言でいえば、消費者が買ってくれなかった、ということに尽きるでしょう。

これが、直接的な原因です。

責任のなすり合いをしても問題は解決しません。

企業は、この直接的な原因だけではなく、その背後にある複数の要因も分析します。

そして、それらを一ずつ改善することで売上の回復を図ろうとします。

まとめ

これまでみてきたように、原因というのは直接目に見えること指し、要因というのはその背後で複雑に入組んでいるものを指しているといえるでしょう。

そのため、ある事象の原因を分析するのは比較的簡単であっても、その要因を分析するのは難しくなります。

しかし、その分やりがいがあることもまた事実です。

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