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違法?バイトでミスをして金額が合わない時の自腹ルール

2015.11.28

「レジ締めで金額が合わなかったから不足分を自腹で補てんさせられた」など、損失をバイトに自腹で払わせるという事をしている事例があります。

この自腹ルール、果たして法的には違法ではないのでしょうか?

今回はバイトでミスをして金額が合わない時の自腹ルールについてまとめました。

バイトがミスしたら弁償するルールは違法

コンビニのバイトなどでレジの金額が不足している場合に、その時間に働いていたバイトに自腹で払わせるという話を聞いたことがある人も多いと思います。

不足が出た場合にバイトに自腹で補填させるというのは法律上ではどのようになっているのでしょうか。

実は、ミスの有無にかかわらず、不足金の全てを自腹でバイトに払わせるのは違法なのです。

店側からすれば、バイトのミスによって不足金が出てしまったら、それはバイトに払ってもらいたいと思うのは当然かもしれません。

しかし、店側にもそのような人的ミスを少しでも減らせるようにする為の対策をする必要があり、いくらバイトがミスしてしまって出た損害だとしても、店の管理責任なども問われるため、バイトと店の責任割合が10:0になることはありません。

その為、不足金が出てしまった場合はその日に働いていたバイト達が自腹で支払いをするのではなく、店側が誰のミスかを明らかにした上で、ミスしたバイトと店側とで不足金を公平に分担して補てんしなくてはいけません。

バイトの給料から天引きするのもアウト

店側にもミスを未然に防ぐための必要があり、責任は店側とバイトの双方にあるわけですから、ミスによる損害を給料から天引きする行為ももちろん違法です。

労働基準法第24条第1項には給料を全額労働者に払わなければいけないということが明記されているように、保険や税金といった物以外で勝手に天引きすることは認められておらず、過去には労働者による不法行為が原因で損害を被った事があっても天引きをすることは違法であるという判決が下された裁判もありました。

その為、労働に対する対価はしっかりと払った上で対処をしないといけないので、勝手に天引きをされるような事があった場合は屹然とした態度で対応するようにしましょう。

また、労働基準法第16条では違約金や損害賠償の金額をあらかじめ決めて契約をしてはいけないことが明記されているので、バイトの契約を結ぶ時点で金銭による罰則規定を設けられている場合は全て違法だという事を合わせて知っておくとよいでしょう。

ミスが起きた時の店側の責任

店側にも責任があると言いましたが、実際に考えられる店側の責任についても細かく考えていきましょう。

まずは、人的ミスを少しでも減らすための対応としては、バイトを採用する際に明確な基準を設けてしっかりと人選するのはもちろんの事、就労状況と人員配置や人数は適切にできているかや、自動で金額計算をしてくれるレジの導入をするなどが考えられます。

それらの事を怠って一方的にバイトに責任を押し付けることはできません。

実際にバイトのミスで店側が損害を被ったとしても、誰の過失により違算金が発生したのかを店側が明らかにする必要があるので、調査もなしに割り勘で不足金を払えと言われても支払いを拒否してかまいません。

また、自分のミスで違算金が発生したことが明らかであった場合でも、故意なのかそれとも過失なのか、バイトとしての労働条件などの様々な要因が考慮されることにより、バイトに100%の責任が科されることはあり得ません。

どのような場合でも、自分に非がないことが明らかな場合は自腹で補てんすることは拒否していいという事を覚えておきましょう。

ミスに対して自腹を強要された時の対処法

こういった自腹を強要するようなケースが起きた際にはどうすればよいかというと、いくつか考えられる方法があります。

明らかな労働基準法違反だと判断できるケースなら、労働基準監督署に相談するというのも良いでしょう。ただし、労働基準監督署ははっきりとした違法の証拠を提示しないと動いてくれないので、事前に自分で証拠を集める必要があります。

労働基準監督署以外では弁護士に相談することも有効です。ただ、コンビニレジの数百円から数千円程度の違算金の自腹だと、わざわざ弁護士にお願いをするほどの事でもないと考えている人も多いと思います。無料で労働についての相談ができる弁護士事務所などを利用して、どうすればいいのかを教えてもらうのも有効な手段です。

チェーン展開しているコンビニやスーパーなどの場合は、本部に直接通報するのが効果的です。違法な行為を本部が認めている事はあり得ませんので、本部の人間に店長を指導してもらうと良いでしょう。

ミス以外の自腹で違法になるケース

ミスをしてしまった事による不足金を自腹で払う以外に、覚えておくいいよくあるケースが残り物の買取問題です。

バイトが働いている企業の商品を購入すること自体は違法になるわけではありませんが、それも状況によって意味合いが大きく変わってきます。

好きなブランドや商品を自分の意志で購入するのであれば、それは一般消費者と何ら立場が変わらないので、いくら残り物の商品を自腹で購入したとしても、違法にはなりません。

しかし、買いたくもないのに命令されて購入させられたり、ノルマをクリアできなかった分を強制的に購入させられたりする行為は違法です。

年末になるとクリスマスケーキやおせち料理などの人気商品が店先に立ち並びますが、余ったケーキやおせちを強制的に購入させようとしてきたり、購入しないとクビにすると言われた場合は、完全に違法なので要求を拒否したうえで会話を録音するなどして証拠を保全しておくと良いでしょう。

実際に要求を拒否してバイトをクビになった場合は損害賠償請求をすることも可能です。

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