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防音効果の高い部屋をつくるには壁がポイントになります

      2016/06/07

防音効果の高い部屋をつくるには壁がポイントになります

自宅で音楽の練習をしたくても、壁を伝って近所に音が漏れると騒音トラブルに発展してしまいます。

では、どうすれば良いのでしょうか。

今回は、そんな悩みをもつ人のために防音効果の高い部屋づくりを紹介しましょう。

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部屋の壁から音が伝わる仕組み

一般的に音の伝わり方は2種類あります。

空気中を伝わる「空気伝播」と、壁を伝わる「固体振動」です。

楽器の音は前者の空気伝播で伝わっていきます。

一方、ピアノのペダルを踏む音などでは後者の固体振動で伝わってゆきます。

防音部屋をつくる時には、これらの違いをよく理解しておく必要があります。

一戸建ての場合、固体振動による音は特に気にしなくても良いでしょう。

むしろ注意しなければいけないのは空気伝播による音です。

当人はピアノの演奏に酔っているかもしれませんが、夜中に聞こえてくる隣からのピアノ音は隣の住民にとってはとても気になるものです。

マンションの場合は固体振動に注意しましょう。

マンションの騒音トラブルの多くは、上の階の住民の歩く音や子どもの声が下の階に響いて起こされるものです。

たとえば、上の階でピアノを弾くとピアノの音自体は下の階には響かないかもしれません。

しかし、ペダルを踏む音などは固体振動によって下の階に伝わってしまいます。

部屋の壁から伝わる音の防ぎ方

音の伝わり方は2種類ありました。

それに対する防音の方法は、基本的に3種類あります。

吸音

音エネルギーを熱エネルギーに変えることによって音を小さくします。

具体的には、吸音材に音エネルギーを吸収させます。

すると、吸音材が熱を持つのです。

ふと思ったのですが、この熱を有効活用する方法はないものでしょうかね。

遮音

文字通り音を遮断します。

具体的には、遮音材で反射させて音が通らないようにするのです。

先の吸音のように音エネルギーを吸収しないので、音自体は小さくはなりません。

防振

振動エネルギーを防振材で吸収します。

先の例でいえば、ピアノの下にこの防振材を敷いておけば、下の階に伝わる振動は小さくなります。

これら3つを組み合わせることを防音と呼びます。

学校の音楽室もこれらの3つを組み合わせて防音しています。

まず、窓を2重にして遮音しています。

次に、壁の中の吸音材で吸音しています。

さらに、床に敷いた敷物で防振をしています。

防音部屋をつくる【準備】

まず、簡単な設計図を書きましょう。

部屋のどこに何を置くのかが分かれば、どの材料をどのくらい買っておけば良いのかが把握できます。

吸音

先に説明したように、音エネルギーを熱エネルギーに変えることによって音を小さくします。

必要となる材料は、ホームセンターなどで売っている安い吸音材で十分でしょう。

高密度吸音ボードがおすすめです。

遮音

遮音材で反射させて音が通らないようにします。

必要となる遮音シートもホームセンターなどに置いてあるでしょう。

防振

防振材で振動エネルギーを吸収します。

これもホームセンターなどに置いてあるでしょう。

この他にも、吸音材や遮音シートを貼り付けるための両面ボンドテーブがあると便利でしょう。

荷物が届いたら開封する前にも準備をしておきましょう。

まず、長袖に長ズボンを着用しましょう。

そして、ゴーグル、マスク、手袋をすれば準備万端です。

開封時に吸音材などの破片が空気中に舞い散ることも考えられます。

目や口に入らないように、ゴーグルやマスクを着用しましょう。

また、肌が敏感な人は手がかぶれるかもしれないので手袋をしておけば安心です。

防音部屋をつくる【作業】

吸音材の側面に両面テープをつけて貼り合せます。

こうして、いくつかの吸音材をつなげて一つの板状にします。

次に、その上の遮音シートを貼ります。

これで、防音用の板の完成です。

この板を事前に作っておいた設計図に従って壁に立てかけてゆきます。

なお、防振対策もするのなら、これも同じように設計図に従ってシートを敷いていきましょう。

シートを貼り付けるとき両面テープを使うことになりますが、ハサミは使わない方が良いでしょう。

経験した人は分かると思いますが、粘着力の強い両面テープをハサミで切ると、ハサミに接着剤がくっついて上手く切れなくなってしまいます。

なのでカッターで切るようにしましょう。

なお、両面テープの接着力は強力ですが、注意しなければいけない点があります。

それは、遮音シートが重いということです。

吸音ボードに貼り付けてすぐ持ち上げようとすると剥がれてしまいます。

1晩置いて接着されていることを確認してから持ち上げるようにしましょう。

防音部屋をつくる【注意点】

吸音ボードと遮音シートは両面テープで貼り合せることになります。

このとき、丁寧に4つの辺を貼り合せようとうすると足りなくなる可能性があります。

両面テープが足りなくなると作業が中断してしまいます。

そうならなように、あらかじめ必要量を見積っておくと良いでしょう。

防音効果をあげようと窓を覆ってしまうと部屋全体が暗くなってしまうので注意しましょう。

また、シートはゴムやシンナーの臭いがします。

しばらくすれば臭いはなくなりますが、当面はその臭いに我慢しなければいけません。

まとめ

今回は防音部屋について見てきました。

ただし、ここまでは、いわゆるハード面についてだけです。

したがって、それだけでは防音対策は不十分です。

人との関りであるソフト面にも注意しましょう。

賃貸であるのなら大家さんに事前に相談しましょう。

また、事前に近隣住民に一言挨拶をしておきましょう。

そうすれば騒音トラブルも少なくなり、安心して楽器演奏を楽しむことができるでしょう。

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