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3歳の我が子は発達障害?保育園や幼稚園で指摘されたら

      2016/06/07

3歳の我が子は発達障害?保育園や幼稚園で指摘されたら

自閉症・広汎性発達障害やアスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥/多動性障害)、LD(学習障害)など「発達障害」を知っていますか?

3歳で保育園や幼稚園に入園後、指摘される子が多いようです。

発達障害って何?発達障害と言われたら?一緒に考えてみましょう。

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発達障害ってなんだろう?3歳でわかるものなの?

発達障害とはなんでしょう。

自閉症という言葉は昔からよく聞きますが、文字のイメージから引きこもりや不登校のことを言うと思っていらっしゃる方はいませんか?

そうではありません。

発達障害は、脳機能の発達が関係している、生まれつきの障害です。
一般的に、コミュニケーシや対人関係が苦手で社会性の面で生活に困難が生じやすいのが特徴です。また、知的な障害がある場合とない場合があります。

その原因は環境性であるとも遺伝性であるとも言われていますが、今のところ不明です。

環境性といっても、もともとが脳機能の問題ですから、「親のしつけがなってない」「教育を十分に受けていない」「親の愛情が足りない」ということではありません。

一般的に、3歳になると、発達障害の診断がつくようになると言われています
その際には、専門機関で医師や心理療法士、言語療法士、作業療法士などによって発達段階の評価がなされます。

1度の発達評価だけで発達障害かどうか明確な判断ができるわけではありませんが、おおまかな指標にはなります。

発達障害は、特徴に応じて属性をわけて呼んでいます。

①広汎性発達障害:コミュニケーション能力や社会性に関する発達障害の総称です。
広汎性発達障害は、自閉症やアスペルガー症候群などを包括的に表現する、新しい言い方です。

自閉症とは主に4つの特徴があります。

(ア)聞く・話す・受け答えするといった言葉の発達の遅れ
(イ)コミュニケーションの取り方の障害
(ウ)対人関係・社会性において他者への興味や関わりが薄いといった障害
(エ)パターン化した身体的な癖のような行動やパニック状態を引き起こすような過度なこだわり

この4つの特徴的な言動があり、3歳頃には周囲の大人からみると気になる場面が増え、同時に保育園や幼稚園の入園時期と重なるため、指摘されることがでてくるようです。
自閉症のなかには知的障害を伴わない高機能自閉症の人もいます。また、全体の症状としては軽くても自閉症の4つの特徴が見られる場合には、自閉症スペクトラムという広い言い回しを用います。

アスペルガー症候群も広い意味で自閉症のスペクトラムの範疇ですが、言葉の発達は遅れておらず、むしろ他の子供よりも優れている場合もあります。一方的に知識を披露するようなおしゃべりは得意だけど会話としてコミュニケーションが成立しにくい、というようなことがあります。

また、女児に多いとされるレット症候群や3歳以降急に成長が退行したように見られる小児期崩壊性障害も含まれます。これらのどれにも属さない、特定不能の広汎性発達障害もあります。

②注意欠陥多動性障害(ADHD):不注意(ひとつのことに集中できない)、多動(そこで待っていてねという指示を守れない、興味のあることを話し出すと静止しても止まらない)、衝動的行動(考えるより先に体が動く)などの特徴があります。

幼児期には活発な子とみられているだけだったり、ADHDの特徴として発現しやすいのは、7歳かその少し前のようです。小学校入学の頃になってはじめて、特徴的な子と認識される場合も多いようです。

③学習障害(LD):全般的な知的発達には遅れがないのに、読む、書く、聞く、話す、計算する、推論するなどにおいて、学んだり行動したりすることがとても難しいと本人が感じ、学校生活やテストの成績などで発見されることもあります。

④トゥレット症候群:運動チック(脈略もなく首を何度も傾げるなど、素早い癖のような運動を繰り返す)や音声チック(脈略もなく奇声や無意味な音の繰り返しを続けたりする)が長期間続く場合、このトゥレット症候群の可能性があると言われる場合があります。

⑤吃音症:一般的に「どもる」と言われるような話し方の発達障害です。一般的には大人になるにつれ自然と症状が消えることが多いようですが、青年期に発現する人、成人しても症状が変わらない人と、個人差があるようです。

3歳で入園した保育園や幼稚園。発達障害では、と言われたら?

3歳で保育園や幼稚園に入園してしばらく経つと、園から「発達障害の可能性があります」というようなお話を受ける方がいらっしゃるようです。

ご家庭で長い時間お子さんと過ごされているご両親が気づかないのに、園の先生がそう仰るのはなぜなのか・・・疑問と不安でいっぱいになることでしょう。

でもまずは、落ち着きましょう。親が不安定になると、子供は不安になります。

園でのお子さんの様子を見るなかで、先生方は、発達障害の特徴的な言動を複数回、そして多岐にわたって感じられたということなのだと思います。

例えば

  1. 指差しができない
  2. 視線が合わない
  3. 抱っこを嫌う
  4. 1人でずっと遊んでいる
  5. 偏食が多い
  6. 言葉の遅れ
  7. 歩くのが遅い・運動(手先も)が不器用
  8. 人見知りが全くない
  9. こだわりが強い
  10. パニックを起こす
  11. じっとしていられない
  12. チックの症状がある

などの特徴が挙げられます。

但し、これは必ずしも全てができなければ発達障害である、全てができないわけではないから発達障害ではない、そんな風に確定づけるものではありません。あくまで傾向です。また、発達障害のあるお子さんのなかには、特殊な能力に優れている子も多くあります。

「できない子」に見えるから、あるいは「できない子」だから発達障害の可能性があるのではないか、と言われているのでは決してないことを、十分に頭にいれましょう。

落ち着いたら、園の先生と話して、今後の方針を考えましょう。具体的にどんな場面でどのような特徴があるのかを詳細に質問して把握しておきましょう。

その後、療育機関や病院などの専門機関で発達評価を受けて、専門家の判断をあおぐのが一般的なようです。

専門機関はどこも予約でいっぱいで、半年待ちや1年待ちというところもあるようです。不安な時期が続きますが、焦らないようにしましょう。その期間には地方自治体の相談窓口などを利用して話を聞いてもらうのもよいかもしれませんね。

3歳で発達障害といわれた。成長の個人差ではないの?

「成長には個人差がありますよ。他の子と比べないで、自分のお子さんなりの成長を見守ってあげてね。」と、ママたちは母親になったその日からずっと、検診などで助産師さんに言われてきます。

3歳になっても言葉が遅い我が子のことを心の底では心配していても「この子なりに成長しているのだから」とぐっと不安を堪えていらっしゃる方も多いようです。

専門機関での評価では、単にゆっくりペースで成長しているだけなのか、それとも発達障害なのかなど、具体的な基準をもとに診断がなされます。

3歳頃には確かに成長の個人差は大きく、発達障害と診断されたけれどずっと後になって症名が変わるということも有り得ます。

そんな時期なのに受診をする必要があるのか?と疑問に思うかもしれませんね。
ただ、そうだとしても、自閉的傾向がある、とか、集中が途切れやすい、環境の変化でパニックになりやすい、などという、その子の傾向がわかります。

その子の特徴を知ることで、毎日の子育ての具体的な接し方を適切に変えるきっかけを得ることができます。周囲の大人の対応方法、認識を変えることで、発達に特徴のある子どもは、その後ぐんと成長をすることができる重要な機会なのです。

発達障害の有無に関係なく、3歳という年齢、保育園や幼稚園に入園したという環境、これがどちらもコミュニケーション能力や社会性を飛躍的に伸ばすことができる貴重なタイミングになります。

3歳で幼稚園や保育園から指摘を受けることの意味は、その貴重な時期を逃さずに(あるいは多少遅れたとしても)しっかりと伸びていけるようなきっかけをつくることにあります。

発達障害と診断されたら?幼稚園や家庭でできることは?

では、実際に発達障害と診断されたら、幼稚園や家庭でどう接したらよいでしょうか?

専門機関で療育や指導を受けたり、発達障害の子を持つ親のコミュニティに入って情報交換をしたりなど、様々な行動を起こすことができます。

それらは、お子さんの成長を助けるだけでなく、両親の不安な気持ちを支える大切な場所として機能してくれるでしょう。

それに加えて、日常生活でできることもたくさんあります。むしろ、日常生活での接し方や認識を変えることが、最大の重要ポイントかもしれません。

例えばもう食事の時間だよと声をかけても遊びが全くやめられず、無理に引き離すとパニックになってしまう、という場合。

無理に引き離すことをやめるのですが、遊びをずっとさせておくのではキリがありません。そこで、遊びはじめる前に「時計がこの形(○時ちょうどなど、実際に絵に書いて見せる)になったらご飯の支度をしようね」などと声をかけます。それだけで、すんなりと遊びをやめられるお子さんもいるのです。

そんな風に、日常生活で困難を感じる場面をスムーズにするための方法をいくつも知っておけば、日常生活がスムーズに進行するだけでなく、発達障害のお子さんは、落ち着いた精神状態のなかで様々なことを学ぶことができるようになっていきます。

なにより親子のコミュニケーションツールを増やすというのは、親子関係にとって宝物ですね。

3歳の1年間は大切!発達障害の有無に関わらず濃密な親子関係を!

保育園や幼稚園に入園した最初の1年、これは学校や社会に出たときの基盤となる大切な1年になります。

対人関係において、集団生活において、自分がどのように過ごせばいいのか、その基礎を学ぶ時期であるためです。

それまでは1人の世界、あるいは家族とだけの世界であったのが、友だちができる時期でもあります。

発達障害のあるお子さんにとっても3歳の1年間は重要です。

言語発達に遅れがあれば、お友達とのやりとりの中で困ったときに、乱暴なことをしてしまうしか表現の手段がない子もいるかもしれません。

発達障害に理解のない場に身をおけば、「静かにしなさい!!」と頭ごなしに叱られて自信を失ってしまうかもしれません。

先に述べましたが、周囲の理解を得て、周囲のサポートの中で、発達障害のお子さんはウンと成長することができます。

その基礎となるのが、親がその子の特徴を理解し、サポートの仕方を学ぶことです。そしてそれを周囲の大人に伝え、実践していくのです。

子どものことを今まで以上に観察する必要が出てくるかもしれません。つい手を出したくなるところを、見守ってやらないといけない場面もあります。

今まで以上にお子さんと濃密に関わっていきましょう。

お子さんの伸びしろを大きくしてあげることができるのは、誰よりも、お父さん、お母さん、なのです。

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