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誰もがかかる可能性のある統合失調症の症状、原因、治療法まとめ

      2016/06/07

誰もがかかる可能性のある統合失調症の症状、原因、治療法まとめ

幻想や妄想などの症状が主な精神病である統合失調症

誰もがかかる可能性のある、この精神疾患について

症状、原因、治療法などの情報をまとめました。

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そもそも統合失調症とは?

統合失調症は、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患です。それに伴って、人々と交流しながら家庭や社会で生活を営む機能が障害を受け(生活の障害)、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを自分で振り返って考えることが難しくなりやすい(病識の障害)、という特徴を併せもっています。

多くの精神疾患と同じように慢性の経過をたどりやすく、その間に幻覚や妄想が強くなる急性期が出現します。
新しい薬の開発と心理社会的ケアの進歩により、初発患者のほぼ半数は、完全かつ長期的な回復を期待できるようになりました(WHO 2001)。
以前は「精神分裂病」が正式の病名でしたが、「統合失調症」へと名称変更されました。

引用元-−-厚生労働省

統合失調症は脳をはじめとした神経系に生じる慢性の病気である
統合失調症は、さまざまな刺激を伝えあう脳をはじめとした神経系が障害される慢性の疾患です。詳細は不明な部分もあるものの、ドーパミン系やセロトニン系といった、緊張‐リラックスを司る神経系や、意欲やその持続に関連する系列、情報処理・認知に関する何らかの系列にトラブルが起きているといわれています。
特殊な病気ではなく、100人にひとりくらいの割合でかかっている人がいる
世界各国で行われたさまざまな調査により、統合失調症の出現頻度は地域や文化による差があまりなく、およそ100人にひとりは、かかった体験をもっていることがわかりました。これは、統合失調症が奇病の類(たぐい)ではなく、誰しもが体験しうるような病気のひとつであるということです。

引用元-−-gooヘルスケア

統合失調症の主な症状は?

統合失調症になると、周囲の情報を脳が受け取って理解する過程が影響を受けるので、考えをまとめたり、 意欲的に物事に取り組んだり、他者と友好な関係を保つことが難しくなります。

みなさんは、すでに「陽性症状」「陰性症状」「認知症状」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

[陽性症状]

陽性症状といっても、「よい症状」のことではありません。現実には起こっていないような考えや信念、感覚を意味します。 現実には存在しない、他人が経験しないような音や声が聞こえたり、ものが見えたりするのです。こうした症状を幻覚と呼びます。

周囲の音がいつもよりうるさく聞こえたり、色がいつもより明るく見えたり、影が見えたりすることもあります。

妄想(事実でないことを信じてしまうこと)も陽性症状の1つで、理由は分からないけど後をつけられているとか、 監視されているとか、傷つけられるとか、あるいは殺されるといった恐怖を感じます。これらすべてが陽性症状です。

[陰性症状]

陰性症状とは、気力ややる気が欠落している状態です。元気だったころはよくしていたことをする気がなくなります。 他人に説明しにくいこのような症状として次のようなものがあります。

○ 他人と話したくない
○ 何かを行う気力がほとんどない
○ 自分の外見をほとんど気にしない

[認知症状]

認知症状とは、学習や集中力に問題がある場合をいいます。読書やテレビに集中できなかったり、 初めての場所にどういけばよいのかなど、新しいことを学ぶのに困難を感じます。

他人の話に集中しにくかったり、自分の感情を説明するのにうまく考えをまとめられなかったりすることがあります。

引用元-−-七生病院のホームページ

統合失調症の経過

病気の経過は、前兆期、急性期、休息期、回復期の4段階に分けられます

一般的に、急性期は数週間単位、休息期は数週間〜数カ月単位、回復期は数カ月〜数年単位で経過するとされています。

<前兆期>発症の前触れのサインが現れる

発症の前触れのような変化がみられることがあります。眠れなくなったり、物音や光に敏感になったり、あせりの気持ちが強くなったりします。これらは誰もがよく経験することです。そのため、本人も周りの人も気づかないケースが多くあります。

<急性期>幻覚や妄想などの陽性症状が目立つ

前兆期に続いて現れるのが急性期です。不安や緊張感、敏感さが極度に強まり、幻覚、妄想、興奮といった統合失調症特有の陽性症状が目立ちます。幻覚や妄想に襲われて頭の中が混乱し、周囲とのコミュニケーションがうまくとれなくなります。

<休息期>感情の平板化や意欲の低下がみられる

嵐のような急性期が過ぎると、感情の起伏がとぼしくなり、無気力で何もしなくなるなどの陰性症状が中心の休息期に入ります。いつも寝ていたり、引きこもったりします。この時期は不安定な精神状態にあり、ちょっとした刺激が誘因となって、急性期に逆戻りしやすい時期でもあります。

<回復期>徐々に症状が治まるが、認知機能障害が現れることも

症状が徐々に治まり、無気力な状態から脱していきます。ただし、この時期には認知機能障害が現れることがあり、その後の生活上の障害や社会性の低下へとつながっていく場合があります。

引用元-−-統合失調症ナビ

統合失調症になる原因は?

神経伝達物質の異常が原因
神経伝達物質とは、脳を構成している神経細胞同士の情報伝達に利用される物質のことです。そのひとつであるドーパミンという物質の作用が過剰となると、幻覚や妄想が出現しやすくなることが知られています。セロトニンやグルタミン酸やGABAなど、ほかの神経伝達物質も関係していると考えられるようになってきています。

統合失調症 脳の機能障害、構造異常が原因
MRIやCTで患者さんの脳を検査すると、脳の一部の体積が健康な人よりも小さいことが示されています。体積減少が指摘されている部位は、前頭葉や側頭葉と呼ばれる部位です。ただしこの体積減少は、大勢の患者さんについて平均するとそういう傾向があるということで、統合失調症の患者さんと健康な人との重なりはかなり大きいものです。したがって、それだけで原因ということはできませんし、それをすぐに診断には利用できません。 こうした神経伝達物質や脳構造の異常の背景には、素因と環境の2つの要因があるとされています。

素因といってもいわゆる遺伝病という意味ではなく、統合失調症へのかかりやすさを少し増やす遺伝的な素質が数多くあり、それがたくさん集まった場合に症状発現へとつながっていきやすくなるというものです。 また環境については、たとえば都会に住んでいることが統合失調症の症状を活発化させる要因と述べる研究家もいます。ただ、具体的に都市住まいのどの点が関係するのかは明らかではありません。

引用元-−-メンタルヘルスONLINE

統合失調症はどんな人がかかりやすいの?

統合失調症と遺伝の関係
統合失調症の原因が脳機能障害と考えられている一方で、遺伝的要因と環境的要因が組み合わさって起こる可能性も報告されています。

世界保健機関(WHO)によると、統合失調症発症の一般的な割合は、地域によってばらつきはありますが、平均すると一般的な発症リスクは約1%です。しかし、統合失調症の親・兄弟姉妹のいる確立は約10%。一卵性双生児の1人が統合失調症だと、もう1人の発症リスクは約50%になるという説があり、患者と遺伝的に近い人ほど、この確率は大きくなるとも考えられています。

だからといって、統合失調症が遺伝病であるかといえば、そういう確証はありません。ただし、出産前後や分娩中に発生した問題が原因となることがあります。

①妊娠中期(13〜24週)のインフルエンザ(ウィルス)感染
②分娩中の低酸素状態
③)出生時の低体重
④母体と胎児の血液型不適合

以上のような条件で罹患率が上昇するのは、発達中の脳に損傷が起こるためであると考えられています。

引用元-−-統合失調症の基礎知識

発症患者の多くは10〜20代
統合失調症の発症率は、先ほどもお話したとおり、世界的に見て約1%です。つまり100人に一人の割合で罹病する可能性があります。発症のピークは男性では15〜24歳、女性では25〜34歳。平均的な発症年齢は、男性18歳、女性25歳というのが一般的で、小児期や青年期初期、年をとってから発症することは少ないといわれています。

男女比は1:1ですが、「女性のほうが発年齢が遅い」「予後が良いこと」「閉経期にもう一つの発症ピークがある」などから、女性ホルモンが抑制的な作用をしているとも考えられています。

とはいえ、青年期〜中年期の人は安心かというと、そうでもありません。近年は、景気不安、政治の先行き不安や会社で生じるストレスなどが引き金となって、働き盛りの方たちが罹病するケースも報告されています。

また、高齢者でも統合失調症になることは十分あり得ます。この場合、痴呆症や他の病と混同されることもあり、発見・治療が遅れてしまうこともあります。おかしいなと思ったら、お医者さんに相談し、きちんとした診察・検査を行うのがよいでしょう。

引用元-−-統合失調症の基礎知識

統合失調症のほか、精神疾患の原因となる遺伝子の発見

AUTS2の異常によって引き起こされる精神疾患の病理に迫る
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は12月19日、神経研究所 病態生化学研究部の堀啓室長、星野幹雄部長らの研究グループが、自閉症スペクトラム障害や統合失調症など、様々な精神疾患に広く関わるAUTS2 (Autism Susceptibility Candidate 2)遺伝子の働きを、世界で初めて明らかにしたと発表した。なお、この研究成果は、米生命科学雑誌「Cell Reports」に12月19日付で掲載されている。

今回、研究対象となったAUTS2遺伝子は、ヒト第7染色体上の120万塩基にもおよぶ広い領域に存在する遺伝子で、自閉症スペクトラム障害、統合失調症、ADHD、薬物依存などのさまざまな精神疾患に広く関連することがわかっていた。これまでこの遺伝子がコードするAUTS2蛋白質は神経細胞の細胞核に存在し、何らかの作用をしているのではないかと考えられていた。しかし、その働きについてはほとんど分かっておらず、この遺伝子の異常がどのように各種の精神疾患を引き起こすのかは不明だった。

さまざまな精神疾患において広く共通の病理が存在することを示唆
今回の研究では、これまでの報告に基づく「この分子は神経細胞の核内で働くであろう」という先入観を排除し、厳密な細胞分画実験と免疫染色実験を実施。AUTS2蛋白質が神経細胞の核だけでなく、細胞質領域、特に神経突起部分にも多く存在することを見いだしたという。

また、この神経細胞の細胞質において、Rac1やCdc42という分子の活性を調節し、神経細胞内のアクチン構造を変化させていることを明らかにした。さらに、その働きによって、AUTS2が神経細胞内のアクチン構造を自在に操り、神経細胞の動きや形態変化を制御することによって、脳神経系の発達に関与していることが示されたとしている。

これまで、精神疾患に関連する遺伝子は多数発見されてきたが、それぞれ個別の疾患に関わるものだった。幅広い精神疾患に関与するAUTS2遺伝子の働きが明らかになったのは世界で初めてであり、今後、さまざまな精神疾患に共通する根本的な病理の解明や、新たな治療法の開発につながることが期待できると研究グループは述べている。

引用元-−-医療NEWS

統合失調症の治療法とは?

統合失調症の治療は薬物療法が基本です。色々な症状は脳の神経伝達物質の機能異常によって現れることは明らかにされていることから、薬物療法は主に、その機能異常を調節して症状を抑えるために用いられます。ただし、薬物療法だけでなく患者さん本人および家族への心理社会的療法を併せて行うことが良好な予後に欠かせないこともわかっています。
治療法の組み合わせによる1年後の再発率*を調べた研究によると、「薬物療法のみを行った群」での再発率が約30%であったのに対して、「薬物療法とリハビリテーションを併用した群」および「薬物療法と家族心理教育(家族技能訓練)を併用した群」の再発率はともに8%と著しく低下していました。リハビリテーションや家族心理教育を単独で行っても再発率は低下しませんので、薬物療法と組み合わせることで高い治療効果が得られることになるといえます。
したがって薬物療法を行って症状を抑えるとともに、病気によって障害された社会生活機能の回復を図るリハビリテーションや、患者さん本人を支える家族のケア能力を高めることが、高い治療効果や再発予防に有効であるといえます。

引用元-−-統合失調症ナビ

薬物療法では、主に「抗精神病薬」が用いられ、補助的に抗不安薬や睡眠薬、抗うつ薬、気分安定薬などが使用されます。
抗精神病薬には、(1)幻覚・妄想・自我障害などの陽性症状を改善する「抗精神病作用」、(2)不安・不眠・興奮・衝動性を軽減する「鎮静催眠作用」、(3)感情や意欲の障害などの陰性症状の改善を目指す「精神賦活(ふかつ)作用」―など大きく3つの作用があります。

抗精神病薬にはさまざまな種類があり、それぞれの薬物によって(1)〜(3)の効果が強いなどの特徴があります。患者の一人ひとりの病状に応じて、医師が適切な薬物を処方し、症状の安定をみながら薬の減量や中止をはかっていきます。

薬剤の効果は症状を改善させるだけではありません。統合失調症の再発を予防する効果もあります。治療の効果で幻覚や妄想がなくなっても、薬物療法を継続しないと、数年で60〜80%の患者が再発するとされています。いったん症状が落ち着いても、抗精神薬の服用を辞めると再び悪化する恐れがあるので注意が必要です。

引用元-−-nissen,LIFE

統合失調症の治療には家族と周囲の理解が必要

治療の中心は本人と家族です。しかし精神科の病気は目に見えませんから、家族や周囲の方にとってはなかなか理解しにくいものです。
家族は「わからない」、本人は「わかってもらえない」というストレスを抱えることになりがちです。
病気についての理解が進むと、そうしたお互いのストレスが減ります。また、治療にどういう仕方で協力すればよいかがわかると、そのことが病状や経過によい影響を与えます。 本人・家族・医療関係者がみんなで医療チームを組み、統合失調症という病気に立ち向かえるのが理想です。
そこで、家族や周囲の方にお願いしたいことが4点あります。

病気とそのつらさを理解する
第1は、病気やそのつらさについて理解していただきたいということです。
患者さんがどんなことを苦しく感じるのか、日常生活で怠けやだらしなさと見えるものが実は病気の症状であること、を理解してもらえることは、患者さんにとってはこころ強いことです。
「気持ちがたるんでいるから病気になるんだ」といわれて理解してもらえないことは、患者さんにとってはつらいことです。

医療チームの一員になる
第2は、治療において医療チームの一員になっていただきたいということです。
家族のもつ大きな力を治療において発揮していただければ、回復もそれだけ促進されます。
すぐにできることとしては、診察に同伴して家庭での様子を主治医に伝える、薬ののみ忘れがないように気を配る、などがあります。
医師から処方された薬について、「薬を続けるとクセになってよくない」などというと、患者さんをとても迷わせてしまいます。

接し方を少し工夫する
第3は、患者さんへの接し方を少し工夫していただきたいということです。
患者さんは、対人関係に敏感になっており、そこからのストレスが再発の引き金のひとつとなる場合があります。
とくに患者さんが苦手なのは、身近な人から「批判的ないい方をされる」「非難がましくいわれる」、あるいは「オロオロと心配されすぎる」ことです(強すぎる感情表出)。
小さなことでも患者さんのよい面を見つけ、それを認めていることを言葉で表現する、困ったことについては、原因を探すのはひとまず脇に置いて、具体的な解決策を一緒に考える、という接し方が理想的です。
薬についてだけでなく、こうしたコミュニケーションにおいても、家族のもつ力が回復を促すことになります。

自分自身を大切にする
第4は、自分を大切にしていただきたいということです。
「親の育て方が悪かったから、こんな病気になった」と、自分を責めるご両親がいます。
しかし、これは医学的な事実ではありません。育て方のせいで、統合失調症を発症することはありません。
また「自分の生活をすべて犠牲にしても、治療にささげなければならない」と、献身的にがんばる方もいます。しかし、こうした努力を長続きさせるのは難しいことです。
患者さん自身にしても、周囲の方が自分を犠牲にするほどの献身をすると、かえって心理的な負担を感じてしまいます。

自分の人生と生活を大切にしてください。
そのうえで、治療への協力をお願いします。

引用元-−-厚生労働省

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