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誰もがかかる可能性のある統合失調症の症状、原因、治療法まとめ

      2017/03/24

誰もがかかる可能性のある統合失調症の症状、原因、治療法まとめ

幻想や妄想などの症状が主な精神病である統合失調症

誰もがかかる可能性のある、この精神疾患について

症状、原因、治療法などの情報をまとめました。

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そもそも統合失調症とは?

「統合失調症」は、世界中で行われたいろいろな研究によって、現代では100人中1人は患ったことがあるともいわれています。

国や文化による違いはあまりなく、珍しい病ではなく、誰もがかかる可能性のある病気のひとつになっているのです。

主な症状は、幻覚や妄想など精神的な症状がメインです。

精神的な症状のため、生活に支障が出てしまうことがほとんどで家庭や社会で生活をすることに障害がでて、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを自分で考えること・気づくことが難しくなるという症状も併せもっています。

多くの精神的な病と同じように症状はあまりひどくないが、経過が長びきやすく、その間に妄想などの症状が強くなる「急性期」があらわれます。

新薬の開発と心理的なサポートの進歩により、初めてかかった患者のほぼ半分は、長期的な回復を期待できるようになりました(WHO 2001)。

昔は「精神分裂病」というの病名でしたが、現在では「統合失調症」が正式な病名です。

統合失調症は、たくさんの情報を伝達し合う神経系に影響がでる病です。

詳しいことはまだ不明瞭な部分があるものの、ドーパミン系やセロトニン系といった、緊張とリラックスに影響のある神経系や、意欲やその持続に関連する系列、情報・認知に関する何らかの神経系に問題が起きているといわれています。

統合失調症の主な症状は?

統合失調症になると、周囲の情報を脳が受け取って理解する過程が影響を受けるので、考えをまとめたり、 意欲的に物事に取り組んだり、他者と友好な関係を保つことが難しくなります。

統合失調症は、大きく分けて、「陽性症状」「陰性症状」「認知症状」という症状に分かれます。

「陽性症状]陽性症状といっても良い症状というわけではありません。

実際には起こっていない考えや正しいと信じる考え、感覚についてです。

例えば、実際にはいない声や音が聞こえたりものが見えたりします。

これを幻覚と呼びます。

まわりの音がいつもより騒音に聞こえたり、色がいつもより明るく見えたり、影が見えたりすることもあります。

妄想は症状うちの1つで、後をつけられていると感じたり、 誰かに見られている、殺されるといった恐ろしさを感じるようになります。

これはすべて陽性症状です。

陰性症状とは、力がでない、無気力な状態です。

今まではよくしていたことでもやる気がなくなります。

周りに説明しにづらい症状としては、喋りたくない、やる気が全くでない、身なりをまったく気にしないなどがあげられます。

認知症状とは、集中力欠如が代表的です。

テレビや本を読むことに集中できなかったり、新しいことを学ぶのが難しくなります。

周りの話に集中できず、自分の思っていることをうまく説明できなかったりします。

統合失調症の経過

病気の進行具合は、前兆期、急性期、休息期、回復期の4つに分けることができます。

急性期は数週間単位、休息期は数週間〜数カ月単位、回復期は数カ月〜数年単位で経過するとされています。

全長期の発症の前兆は夜眠れなくなったり、音や光源に鋭くなったり、苛立ちが強くなったりします。

これらは誰もがよく体験することです。

なので当人も周囲の人も気づかないことが多くあります。

前兆期の次にくるのは急性期です。

主に陽性症状が増え、心配や緊迫感、鋭さが究極に強くなり、幻覚、妄想、興奮といった陽性症状が目立つようになります。

幻覚や妄想に襲われて頭の中が困惑し、他人とのコミュニケーションがうまくとれなくなります。

大変な急性期が過ぎると、感情の起伏がとぼしくなり、やる気がでなくなるなどの陰性症状が中心の休息期に入ります。

やる気が低下しているため、よく眠っていたり、閉じこもったりしてしまいます。

この時期は安定しない精神状態に落ちるため、少しの出来事が原因となり急性期に戻りしやすい時期でもあります。

症状が良くなりやる気がでてくると回復に向かいます。

ただし、この時期には認知機能障害が現れることがあり、その後の生活上の障害や社会性の低下へとつながっていく場合があります。

統合失調症になる原因は?

統合失調症になる原因は、神経を伝える物質にあります。

神経を伝える物質とは、脳を形成している神経細胞の情報を伝えるのに使われる物質のことです。

そのひとつであるドーパミンという物質の作用が多くなると、幻覚や妄想といった症状がでやすくなることが認知されています。

セロトニンやグルタミン酸やGABAなどの物質も関係していると考えられるようになってきています。

MRIやCTで脳を調べると、脳の体積が通常の人よりも小さいことがわかっています。

前頭葉や側頭葉と呼ばれる場所が体積の減っていると言われている場所です。

あくまで平均値というだけで、統合失調症の患者と通常の人との違いは大きいものなので、それだけで要因ということにはなりません。

こうした神経を伝える物質や脳のつくりの背景には、要因と環境の2つの原因があるといわれています。

要因といってもいわゆる遺伝病ということではなく、統合失調症へのかかりやすさを少し増やす遺伝的な性質が多くあり、それが多く集まった場合症状があらわれやすくなるというものです。

また環境については、たとえば都心に住んでいることが統合失調症の症状を発現させる原因だと言う人もいますが具体的に都会に住んでいて、どこが関係するのかは明らかではありません。

統合失調症はどんな人がかかりやすいの?

統合失調症の原因は、脳の機能に異常がでていると考えられている一方で、遺伝と環境が組み合わさって起こる可能性も報告されています。

世界保健機関によると、統合失調症があらわれる一般的な割合は、場所によって違いますが、平均すると一般的な発症リスクは約1%です。

しかし、統合失調症の親族がいる確立は約10%です。

一卵性双生児の片方が統合失調症になると、もう片方の発症リスクは約50%になるとい言われており、統合失調症の方と遺伝的に近い人ほど、この確率は大きくなります。

だからといって、統合失調症が遺伝病であるかといえば、そういうことではありません。

しかし出産の前後や出産中に発生した問題が原因となることがあります。

たとえば、

  1. 妊娠中期のウィルスによる感染
  2. 分娩中の低酸素状態
  3. 出生時の低体重
  4. 母と子供の血液型が合わない

といった条件で発覚するのは、発達中の脳に損害が起こるためなのではないかと言われています。

症状のでた患者のほとんどは若く、統合失調症の発症率は、全体的に見て約1%です。

つまり100人に1人の割合で発症する可能性があります。

発症のピークは平均的な年齢で、男性18歳、女性25歳という結果で、その他はあまり発症することはないといわれています。

男女比は1:1ですが、「女性のほうが発症年齢が遅い」「閉経期にもう一度ピークがある」などから、女性ホルモンに抑制作用があるとも考えられています。

青年期〜中年期の人は安心かというとそういうことではないのです。

最近では、景気や政治の先行きが心配だったり会社でストレスを感じたことがきっかけになり、現役で働いている方たちが発症するケースも報告されています。

また、ご高齢の方でも統合失調症になることがあり、アルツハイマー症やことある病気と間違われることもあり、発覚や治療が遅くなることもあるため、異変を感じたら病院にかかりしっかり調べてもらい、治療を行うのがよいでしょう。

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