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実はとても怖い低温やけど!湯たんぽでの水ぶくれは要注意

      2017/03/06

実はとても怖い低温やけど!湯たんぽでの水ぶくれは要注意

暖房器具やグッズが欠かせない季節ですが、使い方を間違えると”低温やけど”になりかねません。

特に最近、湯たんぽやカイロといった優しい暖かさをくれるグッズでの低温やけどが増えています。

低温だから、普通のやけどよりも軽症だろう、なんて勘違いは絶対にNGです。

今回は低温やけどについてまとめました。

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そもそも低温やけどとは?

すぐにやけどを負うほど熱いわけではないものでも、長時間触れ続けていることでやけどになってしまうことがあるのですが、これを低温やけどと呼びます。

身近な例でいえば、カイロや湯たんぽを直接肌に当て続けていると、低温やけどになってしまいます。

同じように、暖房の吹き出し口でずっと同じ場所をあたためていると、低温やけどの原因となってしまう場合があります。

低温やけどは、足で最も起こりやすいです。

なぜなら、足は、他の場所に比べてずっと感覚が鈍く、さらに血行も悪くなりやすいからです。

特に、冷え性の人や高齢者の方は、そうでない人に比べてさらに感覚が鈍くなっており、注意が必要です。

また、足といっても、くるぶし・かかと・脛は特に低温やけどを起こしやすいです。

具体的に、どのくらいの温度で、どのくらいの時間ふれていると危ないのでしょうか。

これは、44度ならばおよそ6時間で、50度ならばたったの3分間で低温やけどになると報告されています。

低温やけどは普通のやけどよりも怖い!

一般に、やけどはI度からIII度に分類されます。

I度は軽い症状を指し、ヒリヒリとした痛みやうっすらとした赤みがあるような状態です。

II度は中度のやけどで、強い痛みが発生したり、水ぶくれができてしまうような状態のことをいいます。

最も危険な状態がIII度で、これは皮膚が壊死してしまい、病院での治療に2週間以上を要するようなものをいいます。

通常のやけどは皮膚の表面だけで起こるのに対して、低温やけどは、皮膚の深いところでゆっくりと進行したものなので、通常のやけどに比べて治りにくいことがわかっています。

さらに、皮下組織にも被害が及んだ場合、手術が必要になったり、感染症にかかりやすくなったりしてしまうため、通常のやけどよりも重症になることが多いです。

低温やけどは、皮膚の多い高齢者や、寝返りをうつことのできない乳児、知覚や運動能力に麻痺がある方、泥酔している方、体の感覚が何らかの原因で鈍くなっている方には特に起こりやすいので、特段注意が必要であるといえます。

酷い場合には皮膚移植も…

低温やけどは、たいていの場合、「大したことのないやけど」と認識されます。

なぜなら、見た目としては、赤みや水ぶくれの程度が軽く、さらに痛みもあまりないためです。

しかしそれは大きな間違いで、実際は皮膚の深い部分までやけどが進行しているため、場合によっては、組織が壊死してしまっていることも考えられます。

この場合、組織を取り除いたり、皮膚を移植しなければなりません。

いくつか、実際にあった低温やけどの例を見てみましょう。

いかに低温やけどが恐ろしいものなのかがよくわかる例です。

・貼り付け用のホッカイロを両足のつま先に(靴下の上から)貼り付けて外出した方は、そのまま5時間ほど経過すると、指先に水ぶくれができ、病院に行くと低温やけどと診断されました。

治療としては、右足の薬指の先端をおよそ5mm切り取って、大腿部から皮膚を移植するというものになりました。

・電気ストーブの上に足を乗せたまま寝てしまった方は、翌朝、皮膚の赤みが目立っていることに気づき、皮膚科へ駆け寄りましたが、薬では治らず、最終的には、大腿部から皮膚を移植することとなりました。

どうして低温やけどが重症化しやすいのか

なぜ低温やけどは重症化しやすいのでしょうか。

まず、通常のやけどについて考えてみましょう。

普通、熱湯に触れれば、誰でも反射的に手を引っ込めます。

この「反射的に」というのが、実は人間に備わった機能で、このおかげで私たちは熱湯に触っている時間をできるだけ短くすることができるのです。

このことで、やけどによる損傷は皮膚の表面だけで済みます。

この一方で、低温やけどの場合は、そこまで熱くないが故に、反射的に手を引くことなく、ずっと熱源に触れてしまいます。

もちろん、このようにずっと熱いものに接触していれば、皮下組織へも熱が伝わり、被害を拡大させてしまうことになります。

ちなみに、もともと皮下組織は血流が悪く、温かいものに触れつづけていると、熱がこもりやすくなっています。

逆に、肌の表面は血流に富んでおり、ある程度の熱はすぐに冷却してしまうことができます。

このような違いが表面と奥深くであるために、低温やけどでは、皮膚の奥深くが集中的にダメージを負ってしまうこととなるのです。

低温やけどで水ぶくれが出来ても潰さずに病院へ!

もしも低温やけどが発生してしまったのならば、すぐにガーゼなどで保護して皮膚科へ行きましょう。

たいていの人は、普通のやけどと同じだと勘違いをして、ちょっと冷やして軟膏を塗ったりして処置を終えてしまうのですが、低温やけどともなれば、そうは問屋が卸しません。

見た目よりも現状は重症で、深い部分ではII度やIII度のやけどを負っている可能性さえあります。

このような場合は、水などで表皮を冷やしてもあまり意味がありません。

低温やけどを放置して、気が付いたら皮下組織が壊死していた、というのはよくある話ですが、これはとても危険なことなのです。

また、水ぶくれを針で潰して軟膏を塗るのも厳禁です。

まず、水ぶくれを針で潰すのは、細菌に感染するリスクがあります。

そして、軟膏には殺菌作用がありますが、これは細胞修復にかかわる細胞を殺してしまうことがあるので良くないです。

医者で診てもらえば、適切な処理をして、しっかりと低温やけどを治療することができます。

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