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え?そんなものを食べちゃうの!?異食症の原因と治療法

2015.1.9

先日、イギリスでトイレットペーパーを食べ続けてしまう女性のことが話題になりました。

この女性だけではなく、他にもスポンジを食べてしまう人や、中には陶器、ガラス、釘などを食べてしまう人もいるのですが、このような症状は異食症が疑われるんだとか。

この異食症、決して他人ごとではありません。

そもそも異食症とは?

異食症とは、あまり馴染みのない病名かもしれませんが、実はけっこう身近な病気のひとつなのです。

異食症とは、まるでそうしなければいけないかのように、まったくもって栄養価のない物を食べるようになってしまう病気です。

無害なものだと氷を食べたりするのですが、乾燥したペンキや金属片といった危険なものを食べてしまうケースもあります。

この場合は、当然のことながら、鉛中毒など、深刻な結果になってしまうことがあります。

早期の治療が必要となります。

異食症は、たいていの場合、小児や妊娠中の女性に発生しますが、通常は一時的なものです。

しかし安心はできませんので、もしも子供が、異食症の傾向を見せている場合は、すぐに医師の診断を受けることを強くお勧めします。

治療することによって、先ほど紹介したような「深刻な結果」を防ぐことにつながります。

また、異食症は、発達障害のある人にも発生して、大抵この場合のほうが重篤かつ長く続く傾向にあります。

氷が無性に食べたい―その症状も異食症の一つ”氷食症”

レストランやカフェで、たまにドリンクに入っている氷をバリバリと食べる人を見かけます。

氷が好きで食べている分には大丈夫なのですが、もしもその人が、「氷を食べないといけない」という強迫観念にとらわれているなら、それは「氷食症」の疑いがあります。

ずばり、氷食症の原因は、体内での鉄分不足です。

血液中の赤血球が不足することによって、脳に十分な酸素が送られず、結果として氷を食べたくなるというメカニズムです。

実際の例として、女性は、毎月の生理によって鉄分を失っていますが、近年では、およそ二割の女性が氷食症にかかっているのです。

氷食症の特徴を挙げてみましょう。

当てはまるものがないかチェックしてみると良いでしょう。

  • 無性に氷を食べたくなり、一日に製氷皿1皿分以上の氷を平らげる
  • めまいなど、貧血症状があることが多い
  • 口内の温度が高く、冷たいものを食べたがる
  • 持久力が低下して、疲れやすい
  • 顔色がよくない
  • 寝起きや寝つきが悪い

氷食症は、体を冷やしてしまい胃腸の調子を悪化させるにとどまらず、氷をかみ砕くことで顎関節症を発症することもあります。

他にどんな異食症があるのか

異食症患者が食べたくなる代表的なものとしては、土、髪の毛、紙、粘土、チョーク、氷が挙げられます。

この原因は、ミネラル不足、ストレス、精神疾患であるケースがほとんどです。

特に小児や女性に多い「土食症」「氷食症」は、栄養不足からおこりやすいとされています。

また、髪の毛を食べたくなるのは、ストレスによるものであることが多いです。

珍しい例では、プラスチックやスポンジを食べてしまうというものもあります。

異食症患者は、なぜそれを自分が食べたいのかを分かっていないのですが、胃腸に負担をかけて、さまざまな問題を引き起こしてしまう可能性があるので、早急に対策をする必要があります。

小児に関しても、よく好奇心からか、食べ物でないものを口にすることがありますが、もしもこれが一カ月以上続くというのなら、医師に相談したほうがよいでしょう。

大人になってもみられる症状で、その例を挙げれば、ホコリ、土、ペンキの破片、チョーク、洗濯のり、コーンスターチ、ベーキングソーダ、コーヒーの出がらし、たばこの灰、燃えたマッチの先、たばこの吸殻、便、氷、接着剤、毛髪、ボタン、紙、砂、歯磨き粉、石鹸、…と、枚挙に暇がありません。

最悪の場合、死に至ることもありますので、十分に注意するべきです。

異食症の原因は未だ不明な点もある

異食症の原因は、栄養障害や栄養不足であることがあります。

若い女性は、妊娠時に異食症を発症することがありますが、これは鉄分が不足することによるものです。

たいていの場合は氷を食すのですが、調理されていないジャガイモを食べたり、小麦粉を食べたりすることもあります。

これは、脳へ十分な酸素が行きとどいておらず、満腹中枢がおかしくなっていたり、体温調節がうまくいかないためだと考えられており、精神疾患とも強いつながりがあるとされています。

恐ろしい例を挙げますと、寄生虫の感染によるものもあるそうです。

しかし、実は、「なぜ鉄分が不足すると氷を食べたくなるのか」は、まだよくわかっていない事実なのです。

赤血球不足によって体温調節がうまくいかなくなると、口内の温度が上がり、これを冷やすために氷を食べたくなるという説がありますが、この他にも、鉄分不足で単に氷が好きになるという考えもありますし、強迫性障害の一つとしてとらえられることもあります。

異食症の治療方法

異食症の治療は、まずは、「変なものを食べたせいで罹った病気」の治療から始まります。

その段階を経て、医師は、心理的評価を指示して、患者に強迫性障害や、その他心理的な問題がないかをチェックします。

そして、心理療法や薬物療法によって対策をうちます。

ペース教授やトイヤー教授によって、最近では、簡単な薬剤を服用するだけで治療ができることがあるとわかっています。

氷食症の予防には、貧血対策をしておくことが最も効果的でしょう。

実際に、どんなことをすれば良いのかを挙げます。

  • 適度な運動をしてヘモグロビンを増やしておく
  • 十分に睡眠をとる
  • 大豆やレバー、ホウレンソウなど、鉄分を多く含む食品を積極的にとる
  • 牛乳や卵を積極的にとり、赤血球をたくさん作る
  • 鉄分のサプリメントを摂取する
  • 鉄分の吸収を助けるため、ビタミンCを多くとる

意外にも、氷食症の予防は、とても簡単にできて、今から実践できそうなものばかりです。

早めに対策をしておくとよいですね。

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