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風邪とインフルエンザが同時にかかるとどうなる?

      2017/03/01

風邪とインフルエンザが同時にかかるとどうなる?

インフルエンザや風邪が猛威をふるうこの季節、ふと気になったことはありませんか?

風邪とインフルエンザ、同時に発症することはあるのかどうか……。

今回は、この疑問についてまとめてみました。

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そもそも、風邪とインフルエンザの違いは?

皆様は「一般的な風邪」と「インフルエンザ」の違いを知っていますか?

風邪もインフルエンザも同じじゃない?と思っている方も多いと思います。

広義的にはインフルエンザも風邪症候群の一つとして捉えられますが、普通は一般的な風邪(普通感冒)とインフルエンザは症状の違いによって分けられています。

普通感冒はライノウイルス・アデノウイルス・コロナウイルスなど様々なウィルスが原因となって引き起こされますが、症状から特定の診断は難しく一般的に「風邪」として診断されます。

特に気道炎症を起こすことが多く、鼻炎・喉頭炎・気管支炎・肺炎などになります。

主な症状として「鼻水」「くしゃみ」「のどの痛み」などがあり、「発熱」や「頭痛」も現れますが軽度で治まることが多いです。

これに対してインフルエンザはインフルエンザウィルスという特定のウィルスが悪さをすることによって引き起こされる病気で、急な悪寒、高い発熱、下痢症状、筋や関節痛を主な症状とします。

時には重度の合併症を起こすこともあります。

注意が必要なのはインフルエンザは感染性が強く、65歳以上の高齢者や乳幼児、重度の合併症を持つ肩などが罹患すると命を落とす危険性があるということです。

このような人たちはインフルエンザのハイリスク群と呼ばれています。

特に高齢者はただの風邪だと判断して重篤状態に陥る可能性もあるため、早めに病院受診などの対策をとる必要があります。

一般的な風邪は「感冒」と言われ局所症状だけで全身症状が出現することは稀で重症化しにくいものですが、インフルエンザは初期に風邪のような症状が出ていても急激に全身症状が出現するのが特徴と言えます。

インフルエンザと風邪は”重感染”する

患者さんは5歳のお子さんで、8月に急な発熱のため、翌日検査を行いインフルエンザと診断されました。(当時はこういった場合でも新型インフルエンザの遺伝子検査がちゃんと行われていました。)

その後、タミフルが処方され治療を開始しました。

しかし、その次の日に解熱したにも関わらず、呼吸状態が悪化、肺炎になり入院となります。

入院時に再度検査を行うと、ウィルスの数はちゃんと減っている結果となりました。

ウィルスの数は減っているのになぜ肺炎になり重症化しているのでしょう?

それは意外な結果で判明しました。

当時、インフルエンザと似たヒトメタニューモウイルスという気道症状を起こすウィルスが流行っていました。

その検査をしたところ、陽性反応が見られ「インフルエンザ」と「ヒトメタニューモウイルス」の両方に感染していることが解ったのです。

こういった事例は、先にインフルエンザウィルスに感染し、その後に他のウィルスに感染することで二重感染という重症化する原因に繋がってしまいます。

インフルエンザの引き起こす”二次感染”

インフルエンザには二次感染という怖いことも起こり得ます。

インフルエンザにかかりその後に肺炎になり重症化して入院という話を耳にしたことがあると思います。

インフルエンザにかかって免疫力が低下したところに肺炎球菌にも感染してしまうとい経路を辿ります。

普段はまったく驚異のない肺炎の原因菌でも、インフルエンザにかかり体力的に低下した状態なら話は別になってしまします。

こういった場合は抗生物質や抗菌剤を使用して肺炎の原因菌の退治を行いますが、残念ながらこれらはウィルスにはまったく効果がありません。

ここらが世間で混乱の多いことなのですが、風邪で抗生物質を希望しても処方してもらえなかったという勘違いが起こってしまうのです。

風邪をひいて病院で「抗生物質は出しませんよ」と言われた経験がある人も多いと思います。

逆を言えば、積極的に抗生物質による治療が行われているとなると、インフルエンザ以外に二次感染がおこっているのだという目安として捉えることもできるのです。

インフルエンザと怖い合併症

インフルエンザは合併症にも気を付けなければいけません。

特に気を付けたいのは日本の死亡原因の第3位になっている「肺炎」です。

インフルエンザで死亡する原因の一番はこの肺炎なのです。

肺炎になると高熱が続き、呼吸困難やチアノーゼ(呼吸機能低下によって顔・手足が紫色に変色する)が見られると肺炎や気管支炎など呼吸器の炎症が疑われます。

症状が軽快したと思った矢先に再度熱発することもあります。(二次性肺炎)

どういった場合もすぐに病院に行く必要があります。

中高年になると持病として心臓の病気を持っている方が多くなりますので心不全や心筋炎を起こす可能性もあります。

脈の異常や心臓に痛みを覚えたらすぐに受診してください。

他には関節炎の悪化や胃炎を起こしたりすることもあるので注意が必要です。

合併症の多くは高齢者や乳幼児にみられますが、中年でも持病を持っている方は慎重になる必要があります。

特に生活習慣病がある方は合併症を起こしやすいと言われ、持病の悪化にも繋がります。

普段から健康チェックをマメにするように心がけてください。

乳幼児で注意したいのはインフルエンザによる「脳症」です。

発症率自体は低いとされていますが、死亡に直結する怖い病気です。

意識が混濁していたり、嘔吐・痙攣が見られたりした場合はすぐに受診が必要です。

インフルエンザ後1週間以内に嘔吐や意識消失した場合はライ症候群の可能性もあるため予後にも注意しておきましょう。

インフルエンザの合併症、特に5,6歳未満の小児は注意を

インフルエンザは発症した後に急激な発作やその他の合併症に繋がるリスクがあるということを覚えておく必要があります!インフルエンザ後の症状とはどういったものがあるのでしょうか?

特に良く見られるその他の疾患や合併症は

  • 二次性球菌肺炎
  • インフルエンザ脳症
  • 頭痛
  • 気管支炎
  • ライ症候群
  • 内耳炎・中耳炎
  • 副鼻腔炎
  • 痙攣
  • 喘息の発作(持病あり)
  • 異常行動・異常言動
  • 血小板減少紫斑症
  • ALTE
  • 多臓器不全

特に5〜6歳未満の子供は注意が必要です。

脳症に限っては1〜2歳児の割合が非常に多いとされています。

子供は免疫力が弱く、外から入ってくる原因菌・原因ウィルスに対抗する力が十分に備わっていません。

そのためインフルエンザにかかりやすく、特に重篤になりやすい「インフルエンザC型」にかかりやすいと言われています。

一度かかると同じ時期に二度目の発症はないと胃パン的には言われていますが、一度かかるだけでも合併症の危険性が非常に高く注意が必要なのです。

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