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人間の体温限界は何度?人間の体温についてのまとめ

2015.2.14

人間の体温の限界は何度なのか知っていますか?

なぜ人間は体温が変化しないのか、人間の体温の限界はどこにあるのか、今回はそんな人間の体温についてまとめました。

人間は体温がほとんど変化しない

動物には、体温があまり変化しない「恒温動物」と体温が大きく変化する「変温動物」が存在しています。

変温動物には爬虫類や両生類、魚類などが該当し、別名冷血動物とも呼ばれています。

一方、人間は恒温動物に該当します。

例えば、我々日本人の体温は約36.9℃と言われておりますが、どのくらい体温が変化するのでしょうか。

その変化は1日で約1℃以内に留まります。

人間の場合、7〜8割のエネルギーを代謝活動と呼ばれる体内の化学反応で熱に変換して、体温を維持しています。

その代謝量は変温動物の4倍にも上るといわれています。

それに対して、変温動物は環境から熱を吸収して、体温を作り出しています。

種によっては運動することで体温を作り出したり、太陽光から体温を上げたりと種ごとに多様な手段で熱を得ています。

人間のように体温を維持する生物は、食べ物から相応のエネルギーを確保する必要があるのに対して、変温動物は食べ物は少なくて済む分、体温を違う方法で上げる必要があります。

体温調節の仕組み

人間には体温を調節する「体温調節機能」があります。

その機能は主に間脳の視床下部が司っています。

視床下部には「体温調節中枢」があり、それによって我々の体温は維持されています。

人間の体温は大体37℃ほどに保たれておりますが、この保たれている体温のことを「セットポイント」と呼びます。

このセットポイントを調節することによって、環境から身を守ることができます。

例えば、ウイルスによって身を冒された際はセットポイントが上昇し、体温が39℃前後に調節されます。

つまり、体に異常が生じた場合は体温が上がるという分かりやすい目安ともなります。

体温の調節は具体的にどういうメカニズムで行われているのでしょうか。

それは主に血管や汗、骨格筋の弛緩による体の震えによって行われます。

体温を上げる場合は、血管を収縮させて血圧を上げ、骨格筋を収縮させて震えを起こして熱を発生させます。

体温を下げる場合は血圧を下げて、骨格筋を弛緩させて、汗を発散し、熱を発散させます。

体温の上限

人間の体温の上限は何℃になるのでしょうか。

それを裏付ける一つの要素として、昔はよく使用されていた水銀体温計の最大表示が42℃までという裏話があります。

昔はこのような目盛りの体温計が数多く使われており、どれも42℃までが最大となっていました。

今は電子体温計がよく使用されているので、知らない人が多いかもしれません。

なぜ42℃までに設定されているのかというと、それ以上体温が上がると、体内のタンパク質が凝固してしまうからです。

タンパク質が凝固してしまうと、生命維持も言うまでもなく困難になります。

特に厄介なのは脳が高温になることであり、どのようなことが起こるのかというと、生命の危機はもちろんのこと、場合によっては後遺症が残ることが挙げられます。

脳機能はダメージを受けやすく、回復も難しいケースが多いために脳死や半身不随、意識障害といった重度障害を起こすことがあります。

また、高熱の際には尿の色が茶色になることがありますが、これはタンパク質です。

いくら外的から身を守るためと言っても、体温が上がりすぎても、非常に危険だということが分かります。

体温の下限

一方、人間の体温の下限は何℃になるのでしょうか。

33℃辺りから幻覚が見え始め、生命の危機に瀕すると言われています。

30℃を切ると半昏睡状態に陥り、心拍数、脈拍数が微弱になり、呼吸数も半分に低下。

28℃を切ると昏睡状態になり、心室細動を起こします。

25℃以下になると腱反射は消失し、仮死状態に陥ります。

20℃以下になると脳波は消失し、心停止します。

個人差は激しいですが、通常は28℃〜20℃で人は死に至ります。

しかし、過去の例では1974年のノルウェーで5歳少年が40分水没の後、体温24℃から障害を一切残さずに助かったケースもあります。

低体温の原因はいったいどのようなものがあるのでしょうか。

主に、冬山での遭難や水難事故などが原因で低体温を起こします。

また、寒冷環境に身を置く場合、特に飲酒や睡眠薬を服用すると偶発性低体温を起こすことがあるので、注意する必要があります。

応急処置としてはとにかく保温に努めることが大事です。

自力で回復できる低温の限界

では周囲に頼らず、自力で回復可能な低音限界は何℃になるのでしょうか。

基本的に、意識障害が起こる34℃までが限界と言われています。

34℃と言っても、かなり症状が重く、呂律が回らなくなったり、ふらつきを起こしたりします。

このくらいまでなら、対応を間違えなければ体温を上げることが出来るでしょう。

ただ、本当に厳しい状態は体の震えが無くなるほどの体温に低下した場合です。

32℃になると体の震えは無くなります。

自動運動による震えによって、熱を確保することもできなくなり、いよいよ自力で体温が上げられなくなります。

呼吸は大幅に低下し、心拍数も落ちて、昏睡状態になり、心肺停止状態へと陥ります。

そうなると、何かしらの周りの救護を頼らざるを得ません。

真冬に冗談半分で海や湖に飛び込み、溺れて亡くなる事件がありますが、真冬の水場は急激に体温を奪います。

低体温になると体を動かすのも困難になり、自力で這い上がれなくなります。

寒さを決して侮らないように注意しましょう。

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