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登山やキャンプでコーヒーを飲むための道具と淹れ方

      2017/03/06

登山やキャンプでコーヒーを飲むための道具と淹れ方

登山やキャンプの時に飲むコーヒーは普段とはまた違ったものに感じられるものです。

そんな味わいのための道具選びのポイントと淹れ方を紹介します。

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山で飲むコーヒーは格別

山の澄んだ空気や美しい景色に囲まれて、満された気持ちでコーヒーを飲んでいたら、大抵のことはどうでもよくなります。

嫌なことがあっても、山の頂きでゆっくり飲むコーヒーの味はいつもとは、ひと味もふた味も違います。

同じ豆から挽いて淹れたはずなのに、単なる味音痴なのか、それとも山の恵みなのかも知れませんね。

山でコーヒードリップをするためには、揃えたい道具が6つほどあります。

  1. ドリッパー
  2. ミル
  3. ケトル(やかん)
  4. カップ
  5. アウトドアバーナー(火器)
  6. 湧き水を汲む水筒

これさえ揃えば十分でしょう。

山登りのためだけに?と思われるかも知れませんが、軽量に重視し、山中で手軽にまた不備なく使えるよう機能にもこだわって造られたアウトドアグッズは、万が一の災害時にも役に立つことでしょう。

ガスが使えないとき、避難のため移動するときなど、地震大国の日本では持っていて損はないはずです。

それと自分好みのコーヒー豆を携えて、山の湧き水を汲み、直前にミルで豆を挽く事で香りを最大限に楽しみ、沸かしたての湯でコーヒーが持つ旨味成分を十分に引き出し、正確なドリップでコーヒー濃度を薄めることなく、アウトドアらしいチタンやステンレス製のカップでコーヒーを飲む、想像しただけでも胸がワクワクしますね。

こだわりのアイテム選びのポイント

家で楽しむためであれば、どんなコーヒーミルでもOKですが、山の中で使用するのであればやはり、軽くて収納に便利で持ち運びしやすいものが便利です。

コンパクトなデザインのものがアウトドアショップやネットショップで出回っていますので、ぜひチェックしてみて下さい。

次に、山でドリップする際に欠かせないケトルについてですが、こちらもアウトドア用のケトルが軽量で持ち運びが楽なのでお勧めです。

注ぎ口に切り込みがあるタイプだと湯が滴りにくく、山の中でもドリップしやすいです。

もしくはケトルの代わりにクッカー(小鍋)でも良いでしょう。

インスタント麺なども調理できるので、一石二鳥で、なお良しです。

ただ、渕に注ぎ口がないタイプのものだと湯を注ぎにくいので、購入の際はよく見て選ぶようにして下さい。

最後にドリッパーについて、どこでも売っているプラスチック製のコーヒードリッパーは安くていいのですが、結構かさばるのでコンパクトな収納を重視しなければならない登山には不向きです。

やはりアウトドア用のドリッパーを使いましょう。

色々なタイプがありますが、個人的にはシリコン製の折り畳み可能なものがお勧めです。

ストーブ(コンロ)も燃料により種類がある

アウトドア用のコンロは大きく三種類のタイプに分類されます。

それぞれに特徴がありますので、以下にご紹介していきます。

1.固形アルコール燃料(個体タイプ)

ふたをあけ、ゲル状になったアルコールに火をつければコンロに早がわり、火力は弱いが手軽さでは、引けをとりません。

缶の上にコッフェルやヤカンを直接のせるだけで、スピーディーに調理が可能です。

日帰り登山で、カップ麺、コーヒーなど携帯食を作るのに好都合です。

値段も安いので手軽に購入できますが、水をこぼしてしまうと火が着かなくなることがあるので注意が必要です。

残量が一目で分かるので、初心者でも気軽にはじめられるでしょう。

2.ガス(気体タイプ)

現在いちばん多く手軽に利用されているのがガスコンロです。

火力が強く比較的安全であり、バーナーとカートリッジ式のボンベで構成されています。

使い方も簡単です。

ガスボンベにガスバーナーをねじこみ、バルブのつまみを少し回して点火し、着火したらつまみをさらに開いてガスの強さを調節するだけです。

バーナーとガスボンベの二つを揃える必要があり、固形アルコールよりも費用がかかります。

ボンベの残量も目では分からないので、やや管理が面倒です。

ただ一度購入すればそう簡単には無くならないので、趣味の山登りには持っておきたいグッズの一つです。

3.ガソリン、灯油コンロ(液体タイプ)

ガソリンコンロ(ラジュウス)は強力な火力で、雨や気温の低下に強く、強風の中でも平気です。

またガソリンを補充すればいつでも使えるのも利点です。

長期間に及ぶ登山には適していますが、管理が難しく危険を伴う恐れもあるため、初心者や日帰り登山をする人には向いていません。

以上のことを踏まえると、山でコーヒーを楽しむためであれば、固形アルコールかガスがお勧めでしょう。

ただ固形アルコールは火力が弱いのが難点ですので、ガスバーナーが良さそうです。

豆の挽き方にもこだわろう

コーヒーの風味を旬なまま楽しむには、淹れる直前に豆を挽くのが理想的です。

コーヒー豆は生鮮食料品ですので、酸素・光・熱・湿気が最大の敵となります。

密閉容器に入れて冷暗所で保管し、開封後は1〜2週間以内を目処に使い切るのが一番です。

焙煎したコーヒー豆をミルで粉砕することを「グラインド」といいます。

コーヒー豆は挽き方で味や香りに影響が出るので、淹れた時の香りや風味を十分に楽しむことを意識しながら挽くことが大切です。

ミルで挽く作業は、グラインドされつつある豆からの素敵な香りを十分に楽しみながら、これから味わうコーヒーに心躍らせる、そんなひと時でもあります。

また器具によっては出来上がりが変わるため、使う器具に合わせて挽き方を調整することも必要です。

豆を挽く際のもう一つの注意点は、細かい部分や粗い部分が混在するような「挽きムラ」を作らないことです。

粒の大きさが均一でないと、本来の風味を十分に堪能できません。

粗さがバラバラだと、抽出される液の成分もバラバラになり、まとまりのない雑味の多い味になってしまいます。

また挽いた後の粉が粗いと湯の通りが速過ぎて、コクや旨味を出し切れないうちに落ちてしまいます。

逆に細かすぎると苦味やシブ味を必要以上に引き出してしまいます。

粉が細かければ表面積は大きくなり、抽出成分も増すことで苦味が強くなります。

反対に、粉が大きければ抽出成分が少なくなり酸味が増します。

一般的に挽いた状態で売られている豆は中細挽きが多く、これはペーパードリップで飲む場合に適しているからです。

おいしいコーヒーの淹れ方

豆が挽けたらいよいよ抽出です。

ここで気を抜いてはいけません。

じっくり丁寧にやることが、最高のコーヒーを作り出すコツとなります。

コーヒー1杯分は粉12グラムに対して水160ml、2杯なら20グラムで320ml、4杯なら40グラムで640mlが適量です。

山の中でまできっちり計るのは難しいですが、大体の目安でいいので大きく外れることがないようにしましょう。

濃過ぎたり薄過ぎたりでは、台無しにしてしまうかも知れません。

一湯目(むらし)は、ドリッパーの中心から五百円玉サイズの円を描くように、少しの湯をチョロチョロと粉全体に染み込ませる程度に注ぎます。

コーヒーと湯をなじませるため、20〜30秒くらい待ちます。

蒸らしが終わったら、一湯目と同じ要領でゆっくり湯を注ぎます。

二湯目(抽出)はコーヒーの味わいを決定づける重要なところです。

粉のふくらみ具合を見ながら8〜10秒かけて抽出量の三分の二(約80ml)くらいを抽出し、一度お湯を注ぐのを止めます。

三湯目(押し出し)は、ドリッパーの湯が全部落ちきらないうちに注ぎ始め、残りの湯(約50ml)を抽出します。

最後までゆっくりと注ぎ、目的の抽出量に達したらドリッパーを外します。(ネルドリップでの抽出も同様に考えて良いでしょう。)

いかかでしたか?

全てをきっちりこなすのは大変かも知れませんが、出来る限りのこだわりで、ご自分の納得のいくドリップコーヒーを楽しんで頂ければ嬉しいです。

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