話題のアレ

最新ニュースや最新じゃないニュースで管理人が気になったお話まとめてます。

iga腎症に効果的な治療法と副作用について

2016.7.11

全然自覚症状がないのに、突然健康診断での検査結果で判明する病気、それが「iga腎症」です。

難病指定されていますが、あまり聞いたことが無い方も多いと思います。

適切な治療をしないまま、症状が進行すると命にもかかわる病気です。

しかし、決して治療が不可能な病気ではありません。

早期発見、早期治療がとっても大切な病気ですので、心当たりのある方は、是非この記事を参考にしていただき、適切な治療を受けていただければと思います。

難病指定されているiga腎症とは

iga腎症という病気をご存知でしょうか?

初期症状はあまりなく、一般的に健康診断の検尿などの検査で引っかかって発見される事が多いようです。多くの場合、尿の中に蛋白や血尿の数値に問題が出ます。しかし検査結果だけでは確定できず、腎臓の組織を採取して検査することによって、iga腎症と診断されます。

症状が進むと、腎機能が低下するので、高血圧や腎不全のような症状がみられます。

海外では男性に多い病気と言われていますが、日本では特に性差や年齢差がなく、日本では約33000人の患者がいらっしゃいます。

原因は現時点では明確になっていませんが、どうやら感染症によるものという説もあります。病名の由来になっている「iga」は免疫グロブリンAの略で、本来は気管支炎などの粘膜を守る役目を担っています。しかし粘膜に感染した病原体がこの「iga」と結合して、免疫複合体となると厄介です。これが血液に入って、最終的には腎臓へ。そして腎臓へ炎症を起こします。一般的には遺伝的な病気とみなされていません。

iga腎症の患者に行われている治療法

その人の症状によっては自然治癒することもあるそうですが、これは稀なケース。ほとんどの場合は、適切な治療によって、進行を食い止める必要があります。もし適切な治療を行わないまま放置すると、腎臓の機能が低下して、人工透析が必要となります。症状が重いと腎不全で命を失う事もありえるのです。

iga腎症の場合、炎症を起こした箇所は再生しません。つまり、時間が経てばたつほど、腎機能は失われていくのです。早期発見、早期治療が腎機能を失わせない唯一の手段なのです。

iga腎症の治療には、二つの考え方があります。一つ目は、炎症している部分を治癒させること、二つ目は、病気の進行を遅らせること。この治療は時間との闘いです。もし一定の時間を過ぎてしまうと、炎症の治癒は見込めなくなります。そしてさらに時間が経過すると症状の進行すら止めることが出来なくなるので、近い将来人工透析が必要になります。

適切な治療を早期に受けることが大切なのです。

iga腎症のステロイド治療の効果と副作用

ステロイド治療と聞くと少し怖いというイメージをお持ちの方も多いと思います。

ステロイドの摂取による弊害は、マスコミでも随分取り上げられました。しかしこのステロイド剤は弊害ばかり大きく喧伝されていますが、本来の役割は炎症やアレルギー症状を抑えてくれます。現存している薬の中ではもっとも作用が強い薬のため、どうしてもその副作用も大きくなってしまうのです。

副作用としては、まず免疫力が低下します。つまり風邪をひきやすくなったり、他の感染症にかかりやすくなる事もあります。人によっては糖尿病の症状が出る場合も。

後、ステロイドの副作用で有名なのは「ムーンフェイス」です。食欲が増えるとともに、代謝も落ちるため、太りやすくなるのです。その結果、動脈硬化や高脂血症などのいわゆる生活習慣病を招くこともあるので、食事には注意が必要です。

また、ステロイドは、症状が収まったからといって突然止めると症状がリバウンドするとも言われているので、止める時はきちんと医師に確認の上、止めるようにしましょう。

iga腎症のステロイドパルス療法と副作用

簡単に言えば、短期間にステロイドを大量に点滴する方法です。前述したようにステロイドは、炎症やアレルギー症状にとても効果的な薬ですが、とても強い薬なので、反動としてもその副作用も大きいものです。

ステロイドパルス療法の具体的な治療方法は、3日間、ステロイドの入った点滴250〜500mlを1〜2時間かけて体内に入れます。もちろん250〜500mlの点滴の大半はブドウ糖液です。中のステロイド剤は1g程度ですが、それでも内服するよりは多い量です。もちろんこの量はあくまで目安だと考えてください。

そうすると心配になるのが副作用です。内服する量より多い量を短期間に摂取すれば、その副作用もかなりキツイものになると考えていませんか?

しかし意外にもそれほどの副作用はないと言われています。ただしステロイドの摂取による精神状態の悪化や血栓症や血小板の機能異常は見られることはあります。

内服の方が、安定した効果が得られるのだそうですが、内服できない事情があったり、緊急性高いと判断された場合用いられることがあります。

治療に有効だといわれている扁桃パルス療法

最近iga腎症の治療には有効と言われているのがこの「扁桃パルス療法」です。これは大きく二つの治療方法を組み合わせたものです。

一つ目は前述した「ステロイドパルス療法」、つまり点滴でステロイドを短期間に大量摂取します。そして二つ目は「扁桃腺の摘出」です。意外に思われた方もいると思います。何故腎炎に扁桃腺の摘出が必要なのか?これは、iga腎症の原因と言われている異常な「iga」が扁桃腺の感染によって引き起こされていると考えているからです。この原因を除去すれば、血中に異常な「iga」が入ることもありませんから、腎臓の炎症が悪化することがなくなります。そして今起こっている炎症は、ステロイドにて抑えるという、両面作戦なのです。

具体的には、扁桃腺の摘出→ステロイドを点滴→自宅でステロイドを内服というサイクルを3回行います。

治療の結果は効果があったという意見もあれば、ステロイドパルス療法だけと大して変わらないデータもあるので、またこれからの治療方法ともいえます。

 - 健康・病気