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風邪で下痢になった時の飲み物は?水分補給の基礎知識

2016.7.11

風邪の症状にはせきや喉の痛み、くしゃみなどの鼻の症状のほか、発熱や関節の痛みというのが一般的ですが、下痢などの胃腸障害を起こす場合もあります。

風邪の治療には安静と栄養・水分補給が必要ですが、胃腸の具合が悪くなり下痢の症状が現れると栄養と水分が不足し、ただでさえ体力が消耗しているのに余計に風邪のウイルスに対する抵抗力が弱くなってしまいます。

そこで胃腸風邪が原因で下痢になった場合には、飲み物で水分補給をする必要があるのですが、どのような飲み物が適しているのについて見ていきたいと思います。

下痢になる原因の胃腸風邪は通常の風邪とは違う

通常の風邪と下痢の原因になる胃腸風邪とは症状が違っても、原因は同じだと思っている人もいるかと思いますが、実はウイルスに違いがあります。

胃腸障害を起こさない通常の風邪の場合は細菌によるものもありますが、ほとんどはアデノウイルスやライノウイルスなどの感染が原因によるものです。

それに対して胃腸風邪の場合はさまざまな細菌やウイルスによって引き起こされることが多く、その中でも代表的な細菌がカンピロバクターと呼ばれるもので、しっかりと加熱調理されなかった鶏肉や牛肉などを食べたことが原因で発症します。

また胃腸風邪の場合はウイルス感染でも発症し、その代表的なものがノロウイルスで、感染者の嘔吐物やそれが乾燥して空気中に浮遊することで空気感染も起こり得るほど感染力の強いものです。

胃腸風邪の場合は下痢や嘔吐などを発症しますが、さらにひどい症状になると食中毒ということにもなります。

またアデノウイルスの中でも腸管アデノウイルスというものに感染すると、胃腸風邪を発症してしまいます。

下痢の時には特に水分補給が重要

下痢の時には特に水分補給が重要で、たとえ喉が渇いていなくても脱水症状を防ぐためにしっかりと水分を摂るように努める必要があります。

ただ、水分補給をしてもすぐにまた下痢で水分が出てしまう場合は、特に抵抗力の弱い小さな子供や高齢者には、点滴による水分補給が必要になる場合もあります。

また水分といっても加熱していない生水は好ましくありませんし、果汁飲料や炭酸飲料、アルコールはもちろん論外です。

水分補給をする場合は、湯冷ましのようにいったん加熱して人肌程度に冷ました白湯が一番胃腸に負担が掛からなくて済みますが、白湯以外にも下痢で体内の栄養素が排出された場合はスポーツドリンクや経口補水液など、体液に近い状態の水分を補給することも効果的です。

さらに下痢で普通の食事が摂れない場合は、殺菌力が強く食中毒予防にも効果のある梅干しと、水分を多く含んだおかゆや重湯、葛湯などで食事からも水分と栄養素を摂るようにすると、適切に水分補給をすることができ脱水症状を改善することができます。

風邪で下痢の時にお勧めの飲み物①スポーツドリンク

風邪で下痢の時にお勧めの飲み物に、スポーツドリンクがあります。

水や白湯で水分を摂取するだけでは、下痢により体内から失われたミネラルや塩分、糖分などのエネルギー源を補給することができませんので、スポーツドリンクを常温か人肌程度の温度で摂取すると胃腸に負担が掛からなくて済みます。

一方、ミネラルを補給するためにはミネラルウォーターも効果的ですが、下痢でエネルギーが消耗している場合にはスポーツドリンクの方が適度な糖分が含まれているため、失われたカロリーも摂取できますので下痢による体力消耗を防ぐことができます。

ところでスポーツドリンクに含まれている糖分が余計に胃腸に負担を掛け、脱水症状を悪化させるのではといった意見もありますが、スポーツドリンクの場合は普通のジュースのように糖分が多く含まれておらず、体内の浸透圧が高くなって脱水症状を悪化させる心配はほとんどありません。

ただしスポーツドリンクの中には、お腹がゆるくなるカロリーオフの甘味料を含むものがありますので、カロリーオフでないタイプのスポーツドリンクを選ぶようにしましょう。

風邪で下痢の時にお勧めの飲み物②緑茶

胃腸風邪による下痢の場合は緑茶を飲むこともお勧めです。

緑茶には細菌やウイルスに対する殺菌、抗ウイルス作用に優れているカテキンという緑茶ポリフェノールと下痢を止める効果のあるタンニンが含まれていて、胃腸に入り込んだ菌やウイルスを除去するのに優れた効果があります。

ただし煎茶や玉露、抹茶などのカフェインを多く含む緑茶は、余計に胃腸に刺激を与えて症状を悪化させてしまう可能性がありますので、下痢の症状がひどい場合はカフェインをあまり含まないほうじ茶や番茶で水分補給をするようにしましょう。

またこれらのお茶を飲む時は熱いものよりも、ある程度冷ましたものを飲むほうが胃腸に負担が掛からず、下痢の症状を悪化させずに済みます。

ほうじ茶や番茶の場合はカテキンが少なくなりますが、タンニンは十分に含まれていて胃腸への抗菌・抗ウイルス作用は十分にありますので、胃腸風邪による下痢には適した飲み物であるといえます。

実際、胃腸風邪の民間療法として、ほうじ茶や番茶に梅干しを入れて飲むといった方法が行われてきました。

吐き気があって飲み物が飲めないときは

胃腸風邪の場合は下痢をするだけでなく、吐き気がひどくなって飲み物が飲めない時もありますが、このような場合はさらに脱水症状がひどくなるリスクが高まります。

胃腸風邪でこれらの症状がひどくなった場合、放置しておくと低血糖症になり手足がしびれるなどの症状が出て大変危険な状態になりますので、直ちに病院で点滴を受けることが必要になります。

胃腸障害を発症して困るのが特に繰り返される吐き気で、胃腸薬や下痢止めが飲めなくなったり下痢ですぐに排出されたりすることで内服薬の効果が減少してしまいますので、点滴を受けることで水分だけでなく必要な栄養と薬を投与してもらう必要があります。

また胃腸風邪の場合は下痢や吐き気の症状だけでなく、発熱で体力が相当消耗されますので、点滴で速やかにエネルギー源になる栄養を補給することが大切なのです。

特に小さな子供や高齢者の場合は脱水により急激に症状が悪化することがありますので、普段からすぐに診察が受けられるようかかりつけのお医者さんを見つけておくことが望ましいといえます。

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