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bcg接種後、痕が腫れるのは正常?気をつけるべき症状は

   

bcg接種後、痕が腫れるのは正常?気をつけるべき症状は

左腕の二の腕に、bcgワクチンの接種痕がある人は沢山います。

しかし、いざ自分の子供がこのbcgワクチンを接種する事になった時、疑問や不安に思うことが多いのも事実です。

そもそも何のワクチンか、痕が腫れる・化膿することは普通なのか――そういった疑問について見ていきましょう。

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暑い夏も終わり、そろそろ秋ですね。

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bcg接種後、腕が腫れるのは普通?化膿しても問題ないの?

左の上腕部、つまり二の腕にポツポツとした、18個の小さな痕。子供だけでなく、この痕が大人になってからも残っている人は、少なくありませんね。

これは”BCGワクチン”の接種痕です。

その人が生まれた年代や住む地域によって、このbcgワクチン接種方法はまちまちです。

小学校の時期に、学校で全員で接種したという年代の人もいれば、まず”ツベルクリン反応”の有無を別の注射で行い、陰性反応だった人だけがbcg接種を行う、という年代の人もいます。

bcgという名称より、”ハンコ注射”という呼び方のほうがしっくり来る人もいるでしょう。
 

現在は、”生後3ヶ月から1歳の間にbcgワクチンの接種すべき”とされ、特に3ヶ月〜5ヶ月の間に接種することが推奨されています。また、ツベルクリン反応検査も、必要時以外には行われなくなりました。

そしてこの期間に当たる子供を集め、集団接種という方法を取っている自治体も多く、そうした場合は無料で受けられるため、よく分からないまま受けさせた、という親御さんもいるでしょう。
 

ただ、このbgcワクチンを何も知らずに受けて、注射痕が腫れる、化膿するという症状が出て慌てたり、不安に思う親御さんも少なくありません。

中には痕が残ることに抵抗感があり、そのためだけに受けさせない、という考え方の人もいます。
 

bcgワクチンがどういったものなのか、そして接種後にどんな注意が必要なのか、正しい知識を得た上で、子供のためにどうすべきかを考えましょう。
 

bcgワクチンは何を予防するための注射?

そもそもbcgワクチンとは、何を予防するための注射なのでしょうか?

これはズバリ、”結核”を予防するためのものです。
 

「結核って、昔の病気でしょ?」

と思う人が多いでしょうが、こと日本において結核は、決して昔の病気ではありません。

確かに、結核=死の病と考えられていた昔と違い、現在は結核による死者数は減っています。

しかし、年間2万人以上が羅患し、かつ体力の少ない子供や年配の人が罹った場合は、重症化する可能性が非常に高いのです。また死者数も、そのうちの1割である2000人にも上ります。

果たして、この数字を見ても、まだ「昔の病気」と考えられるでしょうか?
 

加えて結核は、感染力や菌自体はさほど強くなく、また体の免疫力が強ければ、感染せずに済むケースも多くありますが、空気感染――発病し、”排菌”している人の呼吸やくしゃみ、咳に含まれる飛沫を吸い込むことで感染してしまうことが問題なのです。

極端な例を挙げれば、公共交通機関で、隣に座った人が結核で、ずっと咳をしていたと思ったら…ということもあり得るのです。
 

事実、近年でも、同じ職場に勤めている人が集団感染したニュースを耳にした人もいるでしょうし、TVCMでも結核について触れたものが流れたり、病院や保健機関の広報で目にしたりする機会もあるでしょう。

結核は決して、遠い世界の病気ではなく、すぐ側にある病気であることを忘れてはいけません。
 

そもそも結核ってどんな病気? 自然陽転って?

結核は、以前は”肺病”、更に昔には”労咳(ろうがい)”と呼ばれるほどで、肺に起きるものとしてのイメージが強くあります。

実際、日本で結核に罹る人の8〜9割はこの肺結核ですが、実は、肺にのみ起きる病気ではありません。

空気を吸う時、同時に吸い込んでしまった結核菌が、肺に取り付き、ここで増殖すれば肺結核になりますが、時に外の臓器や皮膚、リンパ節といった、別の場所に取り付いてしまった時には”肺外結核”と呼ばれます。
 

中でも一番恐ろしいのが、結核性髄膜炎です。

この病気に罹ると、重い後遺症が残るだけでなく、難治性(治りにくい)ため、赤ちゃんや子供にとってはまさに命に関わる病気です。
 

結核菌に感染しても、必ずしも発病するわけではありません。

ある一定以上の年代の人は、半数からそれ以上が、bcg接種を受ける前に結核菌に感染している”自然陽転”という状態であるとする研究結果もあります。

先に述べた通り、結核菌自体はそれほど強い菌ではありませんから、健康であれば、体内に結核菌が存在しても、自身の免疫力が優っているため発病に至らないのです。
 

ただし、自然陽転の持つ問題は、抵抗力が弱くなった時期――何か大きな病気をしたり、加齢によって免疫力が弱くなる期間が続いた時に、発病する可能性があるということです。

「元気だったおじいちゃんが、最近歳をとったせいか、咳をよくするな」と思ったら、肺結核を発病していた、という例が珍しくないのが、現在の日本の結核事情です。
 

何故日本では、未だにbcgで結核を予防する必要があるの?

だからといって、子供を育てていく上で、これから先、全く他人と関わらせない・他人と同じ空気を吸わせない、などということは不可能なのは言うまでもありませんね。

ですから、bcgワクチンを接種して、自己防衛をする必要なのです。

またbcgワクチンを接種することは、法律でも定められていることです。
 

bcgワクチンの摂取に使われているのは、”牛型結核菌”と呼ばれる菌を弱毒化して作られた生ワクチンです。

生、つまり(毒性は失っているけれど)生きている菌を摂取して免疫を付ける、というのが目的です。

bcgワクチンの有効性は、特に子供に対して効果を発揮することが証明されています。ですから、WHOでも認められいる、世界中において”最も安全な予防接種”と呼ばれて用いられているのです。
 

ただ、アメリカやヨーロッパ諸国などでは、bcgワクチンの接種は行われていません。

日本の予防接種に対する考え方が古いわけではなく、これは単に”予防接種を行っていない国では、現在結核が流行していないから”だけです。

そして日本の温暖で多湿な環境が、結核菌にとっても住みやすい気候であることも、外せない一因です。
 

「でも、痕が一生残る人も多いし」

「生まれて間もない子に、そんな痛い思いをさせたくない」

そう考えるのも、確かに親心です。

ただ、子供が結核に罹ってしまった時、親は身代わりになってあげることは出来ないのです。

日本で生まれ、育っていく以上、必要なものであることは、しっかり理解しましょう。
 

bcgの予防接種って、どんな手順で行われるの?

では、bcgの予防接種はどのように行われるのかを見てみましょう。
 

まず、接種前の予診があります。

予め、住んでいる自治体から予診票が配られていることもありますし、その場で記入することもあるようですが、この予診票で問題が見受けられた時、また熱がある場合や、その他の病気の症状が出ている場合には、bcgの接種が受けられないこともあります。

この予診をクリアして初めて、接種が受けられるようになります。
 

bcgの予防接種は、先に述べた通り、はんこ注射の別名があるように、はんこ型の9つの針がついた”管針”と呼ばれる器具を使って行います。

通常左の上腕に行われ、まず、bcg溶解液を適量、肌に落とし、この液を管針についたつば状の部分で広げます。

その液の上から管針を押し付け、管針に取り付けられた針によって皮膚の下に植え付けます。

これを連続して2回行うため、計18の痕が残る、というわけです。

bcg溶解液を確実に植え付けるために、かなり強く管針を押し付けるので、直後は針の痕だけでなく、針を守る円形のガード部分の痕も残ります。

その後、溶解液が自然乾燥するまで、子供も親も、注射した箇所を触らないように待ち、その後は経過観察を行うのが一連の流れです。
 

bcg接種後、いつから腫れるのが正常? コッホ現象とは?

大抵は接種したその場で説明がありますが、熱が出たり、具合が悪そうでミルクの飲みが悪いなどがない限り、以降は普段通りに過ごして構いません。接種日にお風呂に入ることもできます。

ただ、接種部には出来るだけ触らないようにし、入浴の際には泡がつける、こする、保湿クリームを塗るなども(理由は後述しますが)しばらくのうちは避けてあげましょう。
 

通常、bcgを接種後、すぐに押し付けた痕も消えてしまいます。

ですが、2〜3日ほど時間が経つと、針が刺さった18箇所がなんとなくわかるほど赤くなり、その後”11日目以降”(説明によっては2,3週間後と記載されていることもあります)この針の跡が腫れる状態になります。

この腫れは正常なものであり、腫れた箇所が膿むこともよくある反応であり、全く問題はありません。

何か薬をつけたりする必要もなく、2〜3ヶ月でこの腫れも膿も収まります。
 

問題は、接種後”10日以内に接種箇所が腫れる・膿むといった反応”があった場合です。

これを”コッホ現象”と呼び、この症状が現れた時には”bcgワクチンの接種前に、既に結核に感染していた”ことを意味します。

コッホ現象が起きた時には、すぐにbcg接種を受けた医療機関に連絡を取り、指示に従うようにしましょう。
 

また逆に、腫れることがない場合や、3ヶ月経っても腫れが治らない、接種後に熱が出て下がらないなど異変があった時も、医療機関に相談するようにしましょう。
 

bcgワクチンの接種の時期を過ぎてしまった! どうすればいい?

生後1年を過ぎるまで、赤ちゃんはとにかく予防接種を受け続けることになります。

そしてこのbcgワクチンは生ワクチンであるため、この接種を受けたあとは1ヶ月(正確には4週間)の間、別の予防接種を受けることが出来なくなります。

ですから、bcgワクチンの接種を、何ヶ月目に受けるのか――集団接種の場合には、何ヶ月目になるのかをしっかりと確認し、別のワクチンと被らない日程を予め組んでおく必要があります。
 

もし、決められた日時に受けられなくても、自治体によって、何ヶ月目までは公費(無料)で受けられる、という場所もありますから、自分の住む地域ではどのような形態になっているのか、そして任意で受ける場合には、何処で受けられるのか等、しっかり調べておくといいでしょう。
 

度々、予防接種を受けるべきか否かで論争が起きることがあります。

賛成派・否定派のどちらの言うことも最もですが、まず他人の意見よりも、子供の親である自分達の考え方をしっかり定めておく必要があると、勝手ながら筆者は思います。

もし、接種を受けて副作用が起きた時。

反対に、接種を受けずに病気にかかり、重篤な状態になった時。

こんな時、どちらの派閥の人も、責任を取ってくれるわけではありません。

bcgのみならず、どんな病気の予防接種であっても、必ず予診票と共にワクチン接種の説明書が添付されています。

この書類をしっかりと読み、その上で、その予防接種を受けるか否か、必ず親である自分達の意志で決めましょう。

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