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酒好きは急性膵炎に注意!原因や症状、治療法などのまとめ

2014.10.25

お酒は生活のスパイスになる嗜好品ですが、飲み過ぎは様々な病気を引き起こします。

急性膵炎もアルコールが原因となる病気の一つ

お酒好きの方には特に気をつけていただきたい、この急性膵炎についての情報をまとめました。

急性膵炎とはどんな病気?

膵臓とは蛋白分解酵素などを筆頭に、摂取した食べ物を消化・分解する様々な酵素を作って、出しています。

急性膵炎は、様々な要因で活発化してしまった膵酵素(すいこうそ)によって膵臓自身を消化してしまい、膵臓やそれ以外の大事な臓器に炎症や不調などをもたらす病気です。

短い時間で症状が軽くなり和らぐ場合から、多臓器不全(たぞうきふぜん)にまでなり死んでしまう重病(重症急性膵炎)までと色々な場合があります。

年間の発症患者数はおおよそ3万5000人で、そのなかで重症膵炎を患っている人はおおよそ5000人と予想されています。

発症する割合は男性の方が多く、女性の2倍になります。

そして、患者数が男性では50代、女性では70代の人が1番多くなっています。

2003年の急性膵炎の診療ガイドラインが世の中に広まってからは、重症急性膵炎での死亡率は下がってはきていますが、今でも約9%にもなることから、早めの的確な診断と治療がとても大切になる病です。

急性膵炎の症状

大抵の患者さんが最初にお腹が痛いといいます。

お腹の上部辺りにとても強い痛みを感じる人が多数いますが、その痛みの差は個人差があるようです。

そんなに痛まない人から、黙っていられないくらいの強い痛みを感じる人まで、色々います。

痛みは長く続き、痛みを感じる部分がみぞおちからおへそまでと広範囲だったり、痛む部分が判明しなかったりする時もあります。

お腹の痛みの次に多い病状は吐き気や嘔吐です。

吐いてもお腹の痛みは続き、背中の方に痛みを感じる人もいますし、熱が上がる人もいます。

その他に、食欲減退、膨満感などです。

このような病状は少しずつ現れる時もあるし、食後や飲酒後数時間が経過してから急に現れることもあります。

痛みが時間と共に和らぐ時もありますが、逆に悪化することもありますので、お腹の上部に痛みを感じたり背中に痛みを感じたりしたら、出来るだけ早く内科や消化器科に行くようにしましょう。

ほとんどの急性膵炎は軽症から中くらいで、絶食・絶飲と輸液によってスムーズに治りますが、発症してから2〜3日は様子をしっかりと観察しつつ、正しい治療をするので、入院が必要な場合が多いようです。

急性膵炎の原因

急性膵炎になってしまう原因で1番多いのが、アルコールをたくさん摂り入れたことによってなることです。

アルコール性

いつも適切な量のお酒を飲んでいる人が、それ以上にお酒をたくさん飲んだ時に、胃液や膵液がいつも以上に生み出され、膵管の出口がむくみ等によって膵液の流れが停滞したり、アルコール自体が膵臓を刺激したりします。

そして、十二指腸への出口の辺りで膵管と胆管が合流しているので、胆管内を流れてきた胆石が合流している部分に詰まると、膵液の流れがわるくなることにより、急性膵炎を招いたりします。

胆石性

これ以外に、胃や膵炎の手術をした後に胆管や膵管の造影検査をした後や、原因がしっかりと特定できないこともあります。

特発性

突発性の急性膵炎が発生する回数は、男性が女性よりも多くおおよそ2倍で、男性の原因はアルコール性がおおよそ40%で、胆石性や特発性がおおよそ20%
女性の原因は胆石性や特発性がおおよそ30%で、アルコール性がおおよそ10%です。

男性の40〜50歳代、女性の60〜70歳代が1番かかりやすいようです。

急性膵炎の検査は血中のリパーゼを検査

膵臓の細胞が何かしらの被害やトラブルなどを受けたりして、破壊されたりしてしまうと血液の中にあるリパーゼが増量しますので、膵炎等の膵臓に関わる病気を調べる時にはとても重要な検査になっているのです。

リパーゼはアラミーゼと似たような変動を現していますが、アラミーゼが膵臓以外の唾液腺の異常などでも高まってしまうので、膵臓の病気を見つける時には、リパーゼの方がもっと高い特異性を現します。

急性膵炎になってしまうと、黙っていられないようなとても辛くて強い腹痛と一緒にリパーゼの値が上がります。

そうすると、基準値(11〜53IU/l)の数倍ということになってしまいます。

慢性膵炎や膵臓ガン、膵嚢胞などでもこの数値は上がってしまいますが、それは2〜3倍位上がり徐々に落ち着きを取り戻していきます。

ですが、急性膵炎のような場合は1〜2週間の数値の高まりでは収まることはなくて、異常な数値がずっと続いてしまうのが目立った特徴になります。

急性膵炎<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>の診断と治療の方法

治療の基礎は絶食・絶飲を行い、膵臓を休ませることと輸液を与えることです。

食事や飲水は間接的に膵臓を刺激してしまい膵酵素を出すのを手助けし、膵炎を悪くさせてしまうので、急性の場合は厳しい絶食・絶飲が重要です。

そして、膵炎では炎症によりたくさんの水分が無くなっているため、たくさんの輸液が必要になります。

腰痛などの痛さは鎮痛薬を使用します。

そして、膵酵素の活発化を抑える作用がある蛋白分解酵素阻害薬も頻繁に使用されます。

軽めから中くらいの症状の人はこのような治療をします。

重症な人は、色々な合併症に対する治療をしないといけないので、集中治療室にはいる可能性があります。

そして、血液浄化療法や蛋白分解酵素阻害薬の動脈注射療法等の、特別な治療も考えられます。

胆石性膵炎だと、内視鏡を使用して胆管欠席を取り除いたり、胆管ドレナージが必要になったりすることもあり、専門的な病院での診察や治療が必要になってきます。

液体貯留の多い時や重症膵炎だと、急性の時期を過ぎた頃に、たびたび仮性嚢胞が出来ることもあります。

仮性嚢胞は自然と消滅することもありますが、大きかったり感染も一緒になっていたりする時、出血するかもしれない時は治療をしないといけません。

嚢胞内に管を入れるドレナージを行うのが多いようです。

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